いまなら。キャンペーン2022プラスでお得に宿泊!
2022年9月3日(土)、初めて奈良ホテルに宿泊しました。
奈良ホテルと言えば、戦前は国営の時代が長く、「関西の迎賓館」とも呼ばれ、アインシュタインやヘレン・ケラーなど多くの著名人が訪れたことで名高いクラシックホテル。
現在でも皇族方が奈良に宿泊なさる際には、この奈良ホテルが利用されるようです。
そんなホテルに泊まるのは、敷居が高いと思っていたのですが、今回キャンペーン価格で宿泊できました。
利用したのは、「いまなら。キャンペーンプラス」。ワクチン3回接種済等の証明書提示で、奈良県内の旅行商品が上限5,000円割引(宿泊または日帰り周遊プランの場合)。そして宿泊利用者には、「いまなら。地域クーポン」が、休日なら1人最大2,000円分もらえます。
このキャンペーンを利用したお得プランが、奈良ホテルの公式HPにたくさん掲載されており、その中で私たちが利用したのは、【ベストレート】朝食付プラン。
本館スタンダードのツインルーム(タウンサイド)禁煙タイプ(21.8平米)が、45,000円のところを10,000円引きで、35,000円で宿泊できました(ただしチェックアウト時に現金払い)。
ドキドキしながら、初のクラシックホテルにチェックインです!
奈良の景観に調和した和風の外観
奈良ホテルは、近鉄奈良駅から徒歩15分。
土日なら、JR奈良駅や近鉄奈良駅から送迎バスもありますが、歩けない距離ではありません。
荒池というため池(上)の畔にあり、元々は興福寺の塔頭・大乗院(摂関家出身の住職=門跡の記した日記「大乗院寺社雑事記」という中世史料でも有名)があった場所に建っています。
ホテルは小高い丘の上なので、門を入ってからしばらく上り坂を歩かねばなりません。
国賓もしくは皇族用のホテルとしてスタートしたので、宿泊客が歩いて門から入ってくることは、あまり想定していなかったのかも。
ちょっと弱音を吐きそうになりますが、かわいい鹿の灯篭があるので、これを見ながら頑張って歩きます。
やっとホテルが見えてきました! 私たちが宿泊する本館です。東京駅丸の内駅舎や、大坂中之島の中央公会堂などを設計した辰野金吾と片岡安の設計だそうです。鹿鳴館建設費のおよそ2倍という巨費が投じられました。
木造2階建て瓦葺(桃山御殿風)の本館と、堂々とした玄関。人力車がよく似合います。玄関の左は新館(1984年営業開始)へと続く建物。
ちょっと入るのに気が引けそうな玄関。
勇気を出して、レッドカーペットの上を歩きましょう!
古いけれど快適な室内
私たちの部屋は、本館の2階でした。
フロントから2階へは、もちろんエレベーターでも行けるのですが、
やはり奈良ホテルに来たら、この大階段を上がってみたいもの。
踊り場には、昔食事時間を知らせたという銅鑼があります。
私たちの部屋。十分広いです。パジャマがクラシックホテルらしくていいですね。
窓辺はこんな感じ。
翌朝、天気がいい時に、外の眺めを撮影したものです。
面白かったのは、この暖炉。今はもう使われていませんが、マントルピースがいい装飾になっています。
バスルームのアメニティも高級感がありました。
バスタブもシャワーも、使い勝手はよかったです。
天井が高く、客室にも小さいながら和風シャンデリアが付いているなど、和洋折衷の面白さがあります。
現代の必需品である充電用のコンセントもたくさんあるし、Wi-Fiももちろん完備。快適でした。
ただ、築100年を越える木造建築なので、音が伝わりやすいようです。音への配慮を忘れずにと、客室には注意書きもありました。クラシックホテルゆえの悩みでしょうか。
次回は、奈良ホテルが所蔵する銘品の数々をご紹介します。どうぞお楽しみに。
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