2022年8月6日(土)、知床五湖トレッキングツアーに参加しました。
ツアーはVELTRAで申し込んだのですが、多くの会社のツアーがありました。その中で、かなり前日まで変更など融通が利きそうだったピッキオ知床の半日ツアー(午前の部)選択しました。大人1人5,100円です。
この時間帯のツアーを予約したのは私たちだけだったので、ガイドの山崎さんの説明を独占できました。
ミズナラの生命力にびっくり
知床五湖の中でも、最も神秘的な湖が四湖だと言われています。
地上遊歩道からは一部分しか見ることができず、奥の方にはなかなか近づけないそうです。
四湖から三湖の間は湿地帯になっていて、
雪解けの時期には「三・五湖」も出現するのだとか。
三湖に到着する直前、不思議な木を山崎さんに教えてもらいました。幹の中心部が腐ってなくなっているのに、とても元気なミズナラです。
実はこの1本だけではなくて、
他にも同様のミズナラが、所々にありました。ミズナラはブナの仲間で、ドングリはあく抜きをして縄文人も食べていたといわれています。このドングリは、ヒグマなど知床原生林の生物を養っている貴重な食糧。
三湖に到着。
ここにもこんな不思議な木が。ヒグマがアリを食べるため、木の中を掘ってこうなったそうです。
かわいいけれど、怖いキノコ
三湖の近くでもう1つ、興味深いものを見つけました。
まるでアニメやゲームの世界に出てきそうなキノコです。
このキノコの名前は、ベニテングタケ。毒キノコですが見た目がかわいいため、欧米では「幸福を呼ぶキノコ」として人気があるそうです。アニメなどでよく見る白い水玉模様の赤キノコは、このベニテングタケがモティーフになっているとか。
紛らわしい姿かたちのキノコが、タマゴタケ。すぐ近くにありました。
絶対毒キノコっぽい見た目なのですが(でもちょっとかわいい)、実は食べられる美味しいキノコらしいです。でもベニテングタケと非常によく似ているため、素人判断で勝手に食べたりしないことが大事です。安全第一!
クマの大好物はミズバショウ
さらに進んでいくと、山崎さんが、ミズバショウが生えていると教えてくれました。
ミズバショウって、『夏の思い出』に歌われている尾瀬の特産品で(夏ではなくて5月末頃咲くらしい)、それ以外の(特に知床)土地に自生しているというイメージがあまりありませんでした(愚)。
おまけに里芋の仲間だったり、ヒグマの大好物だったりするなんて、本当に昨日まで知らなかったのでびっくり!
知床でも5月ごろにミズバショウが咲くそうです。見てみたいな。
自然の猛威と恵み
三湖から二湖へは、
自然の猛威で倒れた木々や
昔懐かしいシオカラトンボ(自宅近くでもごくたまに見ます)を見ながら
時々現れる湖の絶景にみとれていました。本当にこの景色も、日本ではなくてどこか外国みたい!
この後も倒木があったり
小川に癒されたりしつつ
ようやく二湖の展望台へ。知床五湖の中でも、二湖は最も景色がよいのだとか。
特に知床硫黄山方面の眺めは美しいようです。昨日も今日も気持ちよく晴れていて、とても私たちはラッキーだったと思えました。
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