2022年10月5日(水)22:30東京・竹芝桟橋を出港する東海汽船の橘丸に乗り、八丈島を目指した私たち。
しかし運悪く、三宅島まで来たところで、海上不良により欠航となってしまいました。
「条件付き就航」「着発」などイレギュラーが多い離島船便
飛行機を利用していると、時たま「条件付き運航」という、到着地の天候などの関係で目的地に着陸することができず出発空港に引き返すことや、ほかの空港へ着陸する可能性のある便の話題が出てきます。
これと同じようなことが、船にもあったのでした。予想外のことなので、本当にびっくり。
竹芝桟橋待合室の案内板や東海汽船のHPでは、私たちの乗る橘丸に黄色い星印が付き、「天候状況により運航できない場合がございます」と書かれていました。でも「まさかね~」と高をくくっていたのです。
さらに、朝5時ごろに三宅島に到着した橘丸が、7:30には乗客を乗せて出港するというアナウンスを聞いてまたびっくり!
普通なら、八丈島出発便は13:45のはず。御蔵島(みくらじま)や八丈島に寄らず、すぐ東京に帰るので大幅に出港時間が早まっているのですが、いきなり告知しても大丈夫なのかな? しかも朝が早いのに。
と心配していたのですが、三宅島では「着発(ちゃくはつ)」と呼ばれる、よくあるアクシデントらしいです。
島内アナウンスや宿舎を通じた連絡で、旅人には必ず周知できるようになっているのだとか。それでも出発が5時間も早まると、かなり大変だろうと思いました。三宅島から船で帰る場合は、注意してくださいね。
ラウンジで気分転換
三宅島で待機している時間、揺れは比較的ましだったのですが、悲しいことに天候のせいか地理的条件のせいか、Wi-Fiの接続状況があまりよくありません。
2等室にはテレビも1台あるのですが、電波状態が悪いのか、どの局も映りません。

外部デッキに出てみても、東京出港直後はデッキのベンチに座れたのに、外洋航海した後のベンチは見事に濡れていて、雨も降っているし風も強いし、あまり長く滞在することはできませんでした。

船内には自動販売機も充実しているし、

時間によっては食堂も営業しているのですが、帰りの船酔いが心配で、食事はできませんでした。

その代わりラウンジで、長女が持参してくれたドリップコーヒー(給湯器があります)やお菓子で軽く腹ごしらえ。

ラウンジには、名誉船長だった漫画家の故・柳原良平氏が描く橘丸の歴史もあり、少し気分転換にもなりました。
やはり酔い止めは必要! 毛布もあれば快適
竹芝桟橋を昨夜出港した時は、どうせ寝てしまうだろうというので、酔い止めは飲みませんでした。
でも7:30に三宅島を出港すると、またあの荒れた海を航海することになります。
昨夜はかなり眠れなかったとはいえ、あの揺れで爆睡できる自信もなく、今回久々に酔い止めを飲みました。
毛布も1枚使ってみました。するとやはり寒くない! もし余裕があれば、(堅いじゅうたんの床で少しでも快適に横になれるように)敷毛布もあればいいかなと思いました。
寝る姿勢ですが、私は何も考えずにぼーっと仰向けになって、揺れに身を任せているのが一番楽でした。
暖かい毛布と酔い止めのおかげで少し眠ることもでき、目が覚めるとかなり海が穏やかになっています。
東京湾に入っていたのでした。東京湾到着予定は14:30頃です。
これでやっと荒れた海から解放されましたが、私たちにはまだ大変な仕事が残っていました。
それが、ホテルや帰りの飛行機やしまぽ通貨のキャンセル手続きです。なかなか一筋縄ではいかなかったものもありました。それはまた次回にご紹介します。どうかお楽しみに。
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