2022年10月15日(土)から、1泊2日で奈良県各地を訪れました。
花の寺・おふさ観音へ
初日に桜井市の大神神社に参拝し、三輪素麺の素麺流しを堪能した私たちは
樫原市のおふさ観音へ。
近鉄八木駅からは徒歩25分。これなら歩けるだろうと思って行ってみました。JR畝傍駅が、一番近い最寄り駅のようですね。
伝統的な街並みが続く道を通ります。
特に観光地ではないと思うのですが、なかなか味わい深い風景が続きます。
途中までは所々道標もあったのですが、最後の最後で寺の場所が見つからず(どこで曲がったらいいかわかりにくい!)、少し迷った挙句、やっとおふさ観音に到着しました。
おふさ観音とは
正式名は「十無量山観音寺」という高野山真言宗の別格本山寺院です。
江戸幕府3代将軍徳川家光時代の1650年、この辺りにあった鯉が淵という池の中から、白い亀に乗った観音菩薩が出現したそうです。
それを発見したのが、近所に住むおふさという娘。
彼女はここに小さなお堂を立て、そこに十一面観音を祀ったのが始まりだと言われています。
本堂の奥には「鯉の池」や「亀の池」もありました(写真は「鯉の池」)。
現在の本堂は、明治時代に庶民の寄付によって建立されたのだとか。
おふさ観音の御朱印(300円)。観音様は、身体健全、厄除け、ボケ封じをはじめ開運、良縁、学力向上などさまざまな願いを叶えてくださるそうです。しっかりお祈りしておきました。
花とメダカに癒される
おふさ観音と言えば、バラまつりが有名だそうです。
参詣者をもてなす目的で、イングリッシュローズを中心に約3,800種およそ4,000株のバラや、ハーブなどが植えられているのだとか。
でも残念ながら、秋のバラ祭りにはまだ早く(準備作業中でした)、
バラは数えるほどしか咲いていませんでしたが
夏の名残の朝顔が咲いていたり
秋の花・アメジストセージがたくさん咲いていたりと、それなりに楽しめました。
そして一番驚いたのが、境内のあちこちに置かれていたメダカの水槽。
こんなにたくさんメダカを見たのは、多分生まれて初めて。
多分水族館でも、これだけの数のメダカは飼育していないのでは?と思われます。
メダカが最近ブームになっているとは聞きましたが、まさかおふさ観音でメダカをたくさん見るとは思いませんでした。
いろいろな種類のメダカがあるのも、ここで初めて知りました。
赤、黒、白、青など、小さい魚なのですが、見ていてちっとも飽きません。
これだけの数のメダカを飼育するのは、かなり大変だろうなと思いました。
公式HPには、風鈴とバラのことしか書かれていませんが、メダカ好きの人でなくても十分癒されると思います。水族館で見るのもいいですが、こういう形で見るのも、素朴でいいと思いました。
コメントを残す