2022年10月15日(土)から、1泊2日で奈良県各地を訪れました。
どこか懐かしい公立保養所風の宿舎
今夜の宿は、宇陀市にある、たまご肌美人の湯 美榛苑(みはるえん)。
近鉄榛原(はいばら)駅から送迎バスが出ており(毎時10分発)
行きはバスを利用しましたが
帰りはちょうどいい時間にバスがなかったのと、下り坂だったので、歩いても駅まで比較的楽にいくことができました。
玄関など、宿舎内部にはいたるところに和傘がインテリアとして置かれているのが印象的。
宿泊者の特典としては、宿泊料割引と「いまなら。地域クーポン」がもらえること(現在は全国旅行支援に、さらに奈良県独自に上乗せしているのでものすごーくお得です)。
そして専用紙コップをもらえ、ウェルカムドリンクが何倍でもこのコップで飲み放題! ロビーなどに紙コップを置き忘れないように注意しましょう(経験者)。
館内では奈良のホテルらしく、いたるところで万葉集の和歌と出会えます。
部屋は畳の部屋にベッドを置いたタイプ。畳のいい香りがしました。全体的になんとなく、国や市が運営している保養所のような、懐かしい雰囲気です。
蛍光灯はやや古いタイプかな(自宅と同じ)。部屋はこの部屋とバス・トイレだけですが、これで十分です。WiFiもつながるし、コンセントも不自由しませんでした。
高台にあるので、(部屋からではありませんが)眺めも良かったです。
なめらかしっとり美人の湯
この宿舎を選んだのは、高評価の温泉でした。
無色透明の高濃度アルカリ性温泉(ph8.9)で、トロトロ・ヌルヌルするような肌触りです。アルカリ性なので、温泉特有の硫黄の臭いはありません。
アルカリ性温泉にはクレンジング効果があり、皮脂の汚れや脂分を自然に落としてくれるのだとか(あまりごしごしこすらない方がいい)。
ローションをつけたようなしっとり感で、すべすべ肌になると評判です。少しぬるめの温泉ですが、確かにしっとり感があり、こんな温泉を経験したことがなかったので、とても新鮮でした。
宿泊客は、日帰り入浴用の温泉と宿泊客用の温泉の2種類に入浴できます。宿泊客用の温泉では、各種ブランドのシャンプーやコンディショナーをお試しで使ってみることもできます。気になっているブランドを試してみましょう。
下足箱やロッカーの施錠には100円玉が必要なので(使用後は返却されます)、注意してくださいね。
ボリューム満点の夕食(洋会席)
私たちが注文した夕食は、季節の会席 秋の旬菜(洋会席)。
先付は、栗のムースキャビア添え。
前菜は焼きナスのオイル漬け。生ハムと香味野菜を添えて。
蕪の豆乳スープの後
白身魚のタブナード焼き。タプナードソースという、アンチョビーやオリーブなどを使ったソースをかけて焼いた料理のようです。
秋の焼き野菜サラダビスマルク風。有名なドイツ(プロイセン)の鉄血宰相ビスマルクが大好物だった目玉焼きを載せたビーフステーキにちなみ、目玉焼きを載せたら「ビスマルク風」なのだとか。しかし私の苦手なセロリが登場したこともあり(分量も多い)残す羽目に。
メインはサーロインステーキ雲丹ソース。これでもうおなかいっぱいなのですが
マルゲリータピザがあった!
更にデザートはバイキング。夫だけ、和菓子をセレクトして食べていました。私はもう限界。
ボリュームも多かったのですが、レストランで座っていた場所が冷房の風がまともに当たり、やや寒かったことも困りました。
ユニークな朝食バイキング そうめんと開きの焼き物
昨夜あれだけボリューム満点の食事を食べたけれど、
翌朝の朝食バイキングでは、またたくさん食べてしまいました。
いろいろなおかずがあって、やはり少しずつ食べてみたい!
素麺も捨てがたいし
薬膳茶粥もありました。
そしてアジやキンキの開きを、自分であぶって食べるのも、少し時間はかかりますが、面白くて美味しかったです。
図書コーナーが充実! 看板猫もいる!
美榛苑には、とても充実した図書コーナーがありました。
雨の日に来ても、多分1日や2日は退屈しないだろうと思われる本の量。漫画も充実しています。
私は平積みにされていた『月刊農業』を面白く読ませてもらいました。こんな雑誌があるなんて、今まで知らなかったのです。
また、このホテルには看板猫の「美(はる)ちゃん」という看板猫のお嬢さんがいるらしい。
残念ながら私たちは会うことができませんでしたが、かわいいキジ猫だそうです。猫好きの方ならきっと喜ばれる宿ではないかなと思いました。
お会計は、1泊2食つき&生ビール(500円)で38,700円のところ、クーポン10,000円分を差し引いて28,700円の請求でした。記念に入浴剤も頂けてよかったです。
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