2022年10月20日(木)、兵庫県赤穂市を訪れました。早朝の坂越(さこし)駅でレンタサイクルを借り、美しい海や大避(おおさけ)神社などを見て回りました。
早朝の坂越大道
坂越のメインストリートは、坂越大道(さこしだいどう)と呼ばれています。
特徴は石畳が敷かれていること。坂越の港から高瀬舟(川船)の発着場があった千種川まで続いています。通りの両側にある街並みも、とても風格のある立派な家々でした。
坂越は瀬戸内海航路の重要な中継地であり、空海や菅原道真、ルイス・フロイスなども立ち寄ったとか。江戸時代になると、「赤穂の塩」を運ぶ北前船の港として大いに繁栄。その当時の様子が、今でもとてもよく伝わる、美しい街並みです。都市景観100選や日本遺産に選ばれたというのもわかりますね。
消防団詰所も素敵な感じです。
私たちは早朝に坂越を訪れたのですが、もし10時以降に訪れていれば
赤穂藩主の休息所や、坂越村の集会所として使われた旧坂越浦会所や
大正時代の旧奥藤銀行坂越支店跡を利用した坂越まち並館に入場することもできるのですが、残念ながら私たちが訪れた時は、まだ開館していませんでした(いずれも10時オープン)。
その向かいにある赤穂御崎の名店『SAKURAGUMI(さくらぐみ)』のオーナーシェフ、西川さんがプロデュースしたナポリ菓子のお店・『坂利太(サリータ)』も残念ながら準備中(10時オープン)。
でも赤穂からの帰り道、JR播州赤穂駅構内にある赤穂観光情報センターで、『坂利太』の定番メニュー・アラゴスタ(プレーン 230円)というお菓子を購入することができました。「伊勢海老のしっぽ」という意味で、確かにそんな外見ですね。
この辺りには、素敵な古民家カフェもありました。上は「暖木(のんき)」(10時オープン)
こちらは「しあわせなより道」(12時オープン)。
カフェや施設を目的に坂越を訪れる場合は、営業時間に気を付けてくださいね(特に平日)。
奥藤酒造と伝馬船
今回私たちでもオープンしているところを見学できた店は、2つありました。
1つ目は大道の中央にある、奥藤(おくとう)酒造。清酒の酒造用具や廻船関係史料の展示を行っている奥藤酒造郷土館は9時オープン。今回は時間の都合で見学できませんでした。
「忠臣蔵」という銘酒でよく知られています。
建物も格式があって美しいです。メディアにもよく取り上げられているのだとか。
そしてその向かいにある伝馬船というお店。
実は開店前だったのに(10時オープン)、私たちの姿を見かけ、開店を早めてくださいました。本当にありがとうございました。
坂越の名物・牡蠣やその加工品、その他坂越の特産品を扱っている店で、シーズンなら牡蠣を食べることもできます。レストランも営業されているようですが
この時間帯なので、飲食はまだできません。でもご主人がとても親切で、坂越のお土産を購入することができました。きな粉味の塩見饅頭(540円)を購入しました。
坂越の歴史が大好きというご主人(詳しくはこちらをご覧ください)のお話はとても面白く、次の目的地は、赤穂市立海洋科学館・塩の国に決定! 塩づくり体験が面白いのだとか。
1本逃すと大きい播州赤穂行きの列車にも無事に乗ることができ、楽しい坂越での旅を無事に終えることができました。
コメントを残す