2022年11月16日(水)、滋賀県大津市を訪れました。前日から東横INN京都琵琶湖大津に宿泊したため、朝早い時間から観光をスタートできました。
大津絵のある菱屋町商店街
ホテルの近くに、大きな商店街がありました。
菱屋町商店街という名前で、後で調べてみると、昨年設立150周年を迎えた伝統ある商店街なのだとか。
菱屋町商店街、丸屋町商店街、長等商店街の3つの大きな商店街が連続し、ナカマチ商店街と呼ばれているそうです。
訪れた時はまだ朝早かったので、店も開いておらずさみしかったのですが、店の軒先に、面白いものがあるのを見つけました。なんだろう? 浮世絵かな?
よくよく見ると、大津絵でした。江戸時代に宿場町として栄えた大津の名産品として生まれた民俗絵画で、お守りとしての役割もあるそうです。悪疫退散の効果も期待できますね!
琵琶湖疎水
京の私たちの最初の目的地は、園城寺(三井寺)です。
商店街を過ぎ、宿場町らしい落ち着いた街並みを見ながらしばらく行くと、
琵琶湖疎水に出ました。両側の紅葉が美しいですが、桜の時期もなかなか美しいようです。
遠くに見えるトンネルは、第一トンネル東口洞門かな。入口の扁額はあの伊藤博文が揮ごうした「気象萬千(きしょうばんせん)」。様々に変化する風光は素晴らしいという意味です。
今年の夏に、疎水で発電する夷川(えびすがわ)発電所の前を通ったので、ちょっと感動。
こちらは橋の反対側から見た光景。これは大津閘門(こうもん)と呼ばれる施設で、
水門を開けて舟を通したり、水位を調整する役割を果たすところです。当初は人力で木製の扉を開閉していたそうです。当時の日本では、レンガ造りの初めての本格的な閘門でした。
ここから京都の蹴上(けあげ)まで、びわ湖疎水船が運行していると知りました。日本遺産にも登録された琵琶湖疎水をトンネル部分も含めてじっくり見ることができそう。予約が必要ですが、いつか絶対乗ってみたいです。
うさぎ好きにはたまらない!三尾神社
疎水に沿って歩いていくと、三尾(みお)神社に出ました。
この神社は今まで知らなかったのですが、なかなか立派な神社で、
境内の紅葉も美しい。
「三尾明神」と呼ばれる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祀り、園城寺の鎮守の神ともなっているのですが、三尾明神が卯の年、卯の月、卯の刻、卯の方より出現されたという言い伝えにより、昔よりうさぎが神様のお使いとされています。三尾明神は卯年の人の守り神。
神社の前には、かわいいうさぎが! うさぎ好きな人には、本当にたまりませんね。
来年の干支も卯ですね。来年いいことがありますように。
御朱印も頂きました。授与所で知ったのですが、こちらで蝉丸神社の御朱印も頂けるのです。百人一首で有名なあの蝉丸を、「芸能の祖神」として祀っている神社です。
地図で調べると、蝉丸神社は下社と上社があり、三井寺とは方向が違います。参拝もしていない御朱印を頂くのもどうだかと思い、今回は遠慮したのですが、この時はまさか蝉丸神社の上社(逢坂山)に翌日行くなんて、私も夫も想像もしていませんでした。
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