秋の近江路を歩く6 並んでも食べたい鶴喜そばと紅葉の坂本

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2022年11月16日(水)、滋賀県大津市を訪れ、まず天台寺門宗の総本山・園城寺(おんじょうじ)別名三井寺近江神宮を参拝しました。

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近江神宮から坂本へ 本家鶴㐂そばの周辺が味わい深い

京阪石山坂本線で近江神宮前駅(下)から

坂本比叡山口駅まで電車移動。11時を過ぎると1時間に3本しか電車がないのには閉口しましたが、近江神宮前駅(残念なことに反対側ホーム)には、京阪電鉄大津線(南北に走る石山坂本線と東西の京津線の総称)のマスコットキャラクター・鉄道むすめの「石山ともか」(京阪大津線運転士という設定)パネルがあったので、少し癒されました。

今日のランチは、しが周遊クーポンが使える「本家鶴㐂(つるき)そば」を予定していたのですが、

坂本比叡山口駅から足早に歩く人の後をついていくと、皆ここへ行く人たちでした。

ここは11年前にも来たことがあったのですが

『麒麟がくる』ゆかりの地・坂本3 穴太衆積みの石垣と鶴喜そば、幻の坂本城を巡る

2021年1月25日

こんなにすごい行列はありませんでした。インバウンド人気の賜物なのでしょうか、国内外の人たちが並んでいました。

蕎麦なので、待ち時間もそんなに長くはないだろうと考え、待ち時間があるけれどあまり遠出はせず、周辺を散歩するだけにとどめました。

本家鶴㐂そばのある通りには、延暦寺の門前町らしい昔ながらの店が残り

どこか懐かしい雰囲気です。

座敷を開放し、往来での接客の場にもしているのでしょうか。縁側も今ではとても珍しい。

比叡山での修行から引退した老僧が住んでいた里坊でしょうか。

坂本と言えば、戦国時代に活躍した近江の石工集団・穴太(あのう)衆が積んだ石垣が有名。

石垣も紅葉の時期は一段と美しいですね。

紅葉も今が盛りなのか、日吉大社二ノ鳥居から表鳥居までの間は、絵になる美しい光景がたくさんありました。

変わらぬ美味しさ 本家鶴㐂そば

30分少しほど待って、やっと本家鶴㐂そばに入店できました。

この店自体も1887年築の入母屋造りで、登録有形文化財に指定されているそうです。

本来なら甘味の献立もあるのですが、秋のこの時期は繁忙期ということで、そばだけのメニューになっていました。11年前に訪れた時は6月で、繁忙期ではないので行列がなかったのかな?

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2021年1月25日

前回気が付かなかった、店内の古い電話機。

「蕎麦は一番 電話は二番 店は角から三軒目」というのがこの店のキャッチコピーのようですが、この辺りで一番に電話を設置したのが延暦寺、次の二番がこの店だったそうです。

今回注文した天ぷら定食(2,810円)と

天ざるそば(1,790円)。11年前と比べて値段は上がりましたが(当然)、美味しさは相変わらずでした。

公式HPによると、初代は延暦寺で賄い方をしていた僧侶だったとか。比叡山で断食修行を終えた僧侶がまず口にするのが消化の良い蕎麦。「五穀断ち」の修行でも蕎麦は食べることが許され、修行僧の栄養源になっていました。

本家鶴㐂そばが有名になったのは、皇太子時代の大正天皇がとても気に入られたのがきっかけ。

味にうるさい夫も大満足でした。やはり坂本に来たら食べたい一品です。

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