2022年11月17日(木)、大津市散策の2日目に瀬田の唐橋を見学した後、建部(たけべ)大社に参拝しました。
日本武尊の妃が建てた神社
大津旅行が決まるまで私は全然知らなかったのですが、建部大社は近江国の一宮。
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とても広大な境内で、参道も立派。紅葉も美しかったです。
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ここは日本神話の英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りする神社。
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あちこちに、かっこいい劇画調?の日本武尊の看板がありました。女装して敵を油断させただけあって、イケメンです。
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日本武尊の生涯も紹介されていました。今の若い人たちは知らないかな。
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景行天皇の第二(or第三)皇子として誕生し、九州や東国を征討したことで知られています。伊吹山の神(大きな白猪 一瞬『もののけ姫』の乙言主かと思いました)を素手で退治しようとしますが神の怒りにふれ、鈴鹿で死去。
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彼の妃は少なくとも7人はいたようで、そのうちの1人、布多遅比売命(ふたじひめのみこと)は近江の安国造(やすのくにのみやつこ=野洲地方の族長)の娘。彼女が夫の死後、子供とともに住んでいた近江に神社を作ったのが始まりとされています。
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日本武尊の妃って、横須賀近くで海が荒れていた時に、入水して海神の怒りをを鎮めた弟橘姫(おとたちばなひめ)しか知らなかったけれど、当時の皇子ならこれくらいいて当然だったのかな。
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その後、大和の大神神社から大己貴命(おおなむちのみこと)も招いてお祀りしています。拝殿は1つなのですが、その奥には2つ社があり、左が本殿で日本武尊、右が権殿(ごんでん)で、大己貴命をお祀りしています。
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日吉大社も大津宮鎮護のため、大和の大神神社から大己貴命を招いて西本宮にお祀りしたというから、よく似ていますね。
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御朱印(300円)も頂きました。
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なお、1945(昭和20)年、日本で初めて発行された千円札には、日本武尊と建部大社が描かれていたそうです。
鎌倉殿ゆかりの出世水や一夜にして成長した神杉も!
境内には、「源頼朝公出世の水」という御神水がありました。
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平治の乱に敗れた源頼朝が、伊豆国に流される途中ここに立ち寄り、源氏再興を祈願。
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願いがかなったことから、名付けられたそうです。
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ご神木もすごい。大己貴命が権殿に祀られた際、一夜にして成長したと伝わる三本杉で、建部大社の神紋になっているとか。
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絵馬所には、貝(せたしじみ)の形をしたかわいい絵馬。ね貝(願い)が叶うそう。
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日本武尊の妻や子、家臣たちを祀った社もありました。
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武富稲荷神社の隣には
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なぜか松の根を祀った伊勢皇大神宮遙拝所。松根(しょうこん=商魂)たくましく、天に向かって伸び行き栄えるようにとの願いを表しているようでした。
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庭園も美しい。この日は平日だったので静かでしたが、休日は七五三参りの人々で賑わっていそうですね。
建部大社の近くで見た気になるお店
神社の位置する地名は「神領(じんりょう)」。その名の通り、神社の領地だったのでしょう。
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元々は東近江市に創建されたこの神社は、天武天皇時代にこの場所に移され、近江国の守護神とされたそうです。
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神社のすぐ近くには、「たにし飴」を売っている店(貝のたにしに似た形をした飴だそうです。味など詳しくはこちら)や
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旧東海道の面影を残す、油清(あぶらせ)商店、
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そして瀬田の唐橋で大暴れしてもおかしくなさそうな僧兵(弁慶?)を描いた看板のある
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瓦屋などもあり、唐橋前駅まで戻る私たちの目を楽しませてくれました。
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