箕面のお楽しみ・紅葉の天ぷら
大阪府箕面(みのお)市にある箕面山は、北摂山系の山の1つ。標高は355mと高くはありませんが、有名な「箕面の滝」や多くの寺院のある場所として有名です。
特に紅葉の時期が有名ですが、ものすごい人らしいので、紅葉が色づく前の、9月末に訪れた時の様子をご紹介します。
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旅の起点は、阪急箕面駅。
ここから最終目的地の勝尾寺まで、途中の色々な寺院に参拝したり、箕面の滝を見ながら歩く予定です。駅から北に続く道沿いには
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土産物屋が並んでいて、とても賑やか。やっぱり箕面名物と言えば、もみじの天ぷらですね。
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早速購入。このもみじは観賞用としてよく見られる「いろはもみじ」ではなく、一行寺楓(いちぎょうじかえで)という食用品種のもみじ。紅葉した葉を収穫し、1年以上塩漬けしてあく抜き。そして丁寧に塩抜きしてから天ぷらにされます。なかなか手がかかりそう。ゴマの混じった衣がほんのり甘く、サクッとした歯ごたえです。予想以上に美味しかった!
初めて知った箕面焼とあけび
道沿いには紅葉の天ぷらを売るお店だけでなく、箕面焼の窯元もありました。箕面の紅葉をイメージした深い赤が特徴。
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箕面焼という名前は初めて聞きましたが、確かに店頭に並んでいるものは、赤が鮮やかです。
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そして昔スーパーで1度しか見たことがなかった「あけび」。紫の果実が印象的。まだ食べたことはないのですが、一度食べてみたいです。
役行者ゆかりの西江寺と瀧安寺
箕面山への入り口にあたる部分に位置しているのが、西江寺(さいこうじ)。
役小角(役行者)によって開かれた寺院で、ある日、光の中から老翁に化身した大聖歓喜天(インド神話に登場する像の頭を持つ神ガネーシャ)が現れ、役小角はこの箕面山を日本最初の歓喜天霊場としたのだとか。
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そのため、大聖歓喜天霊場の根本道場と言われています。寺院なのに鳥居があるという、神仏習合の面影を残していました。
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そこからさらに進むと、渓谷の木々の緑の間から、趣のある建物が見え隠れしています。
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音羽山荘という宿で、そこをさらに進むと
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またまた大きな鳥居が見えてきます。てっきり神社かと思ったのですが
ここも瀧安寺(りゅうあんじ)という寺院でした。宝くじの起源である富くじ発祥の地でもあるのだとか。
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まず訪れたのは観音堂。2002年に再建され、本尊は如意輪観音。
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年に3度、山伏が参集して修法する大護摩道場。ここにも鳥居が立っています。修験道は、神道の伝統的な山岳信仰に、仏教(特に密教)や道教の要素が混ざりながら成立した日本独自の宗教です。だから鳥居が立っていても、不思議ではないのかな。
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日本で最初に弁財天を祀ったらしい本堂の前にも鳥居があるなど、神仏習合の名残がよく残っていました。
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