禄剛崎への途中には、モニュメントがいっぱい!
2023年10月26日(木)、北陸奥能登バスの珠洲特急線で珠洲(すず)市(終点のすずなり館前下車)へ向かい、すずなり館前から、前日に予約していたスズ交通のタクシーでまず珠洲岬の空中展望台と青の洞窟を訪れ、
絶景を堪能した後は、最終目的地の禄剛崎(ろっこうさき)近くの駐車場がある場所・道の駅狼煙(のろし)へ。
タクシーだと、10分足らずで到着です。
ここからは徒歩で、禄剛崎へ。道の駅で杖を借りて、登っている人もいました。きつい坂かなと心配でしたが
坂の脇には季節の花々が植えられていて
楽しく登ることができました。
しばらくすると見えてきたのが「パノラマハウスのろし」。休憩所かな。
さらに進むと、このモニュメント。「海風の灯」というタイトルです。
石川の大地と吹き上がる風、そして最上部には、石川国体の炬火のために海風によって採火された「能登の火」がデザインされているそうです。
こちらは「日本列島 ここが中心の碑」。能登半島を中心に円を描くと、日本列島がほぼ収まるのだとか。
白亜の禄剛崎灯台
ようやく見えてきた禄剛崎灯台。とても美しい、白亜の石造灯台です。
1883(明治16)年、すべて日本人の手によって建設されました。
ちょっと説明版が読みにくいのが残念。
灯台を近くで見ることができました! 晴れた青い空に、よく映えます。いい天気でよかった!
近代化産業遺産にも登録されているこの灯台は、現在は機器の自動化により、無人となっています。
日本で唯一、「菊のご紋章」のある灯台でもあります(黒いプレートの上部中央)。
今年2023年は点灯140年目。灯台の近くには、点灯100周年の記念碑もありました。
能登半島の最先端・禄剛崎から見た日本海
禄剛崎は、能登半島の最先端にある岬。
能登半島西側の日本海に面した外浦(そとうら)と、半島東側の富山湾に面した内浦(うちうら)との接点に当たる場所です。
古くから日本海航路の要衝とされましたが、海難事故も多かったため、江戸時代からこの近くにある山伏山山腹に大きな行燈(あんどん)を設け、毎夜点灯して船の安全航行を助けていたとか。
朝日と夕日を、同じ場所で見ることでも有名です。どちらか1つでも、見てみたかったな。
千畳敷と呼ばれる海食台地も広がっていました。船が座礁するかな?
でも海の青さが美しい!
透明度も高そうです。
この地で「ひぐらしが鳴く奥能登のゆきどまり」と詠んだ山口誓子の句碑。
禄剛崎から東京・釜山・上海・ウラジオストクへの距離を示す標識もありました。日本海で海外ともつながっていますね。
道の駅狼煙で見たパネルとアート
道の駅狼煙に戻って、少し店内を見学。そこで見たパネルにびっくり!
なんと、禄剛崎灯台が擬人化されていました! 「燈(あかり)の守り人」というプロジェクトで、全国各地の灯台を、声優さんが演じておられるようです。
店の外には、狼煙にちなんだ大学生製作のガラスオブジェ「玉梓(たまずさ)」も展示されていました。
狼煙のように「人に想いや情報を届ける」をコンセプトにした作品で、海の泡の中に手紙が封入されています。玉梓とは手紙や使者の意味。ロマンが感じられる、とても素敵な作品でした。
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