輪島は天然ふぐ漁獲量日本一の町だった
2023年10月27日(金)、前日ホテルルートイン輪島に宿泊した私たちは、
輪島の朝の散策に出発しました。こちらは部屋の窓から見た景色。
上はエレベーターホールから見た景色です。昨日はいい天気だったのに、ちょっと今日の天気は不安定。
ホテルは「輪島マリンタウン」という海沿いの地域にあるのですが、「天然ふぐ漁獲量日本一!」というモニュメントを発見!
ふぐと言えば下関というイメージでしたが、実は輪島など能登半島でもよく水揚げされるのでした。でも最近は北海道が漁獲量日本一になっているようです。
輪島朝市を見学
さて、朝の輪島と言えば、輪島朝市(8:30~正午)が欠かせません。
マリンタウン側の入口には「朝市通り」の石碑。
千葉県勝浦市の勝浦朝市、岐阜県高山市の宮川朝市と並び、日本三大朝市に数えられているのだとか。私たちは輪島の朝市しか知らなかったけれど、他にも大きな朝市があるのですね。
平安時代から続く朝市なのだとか。
売っているのは主に女性で、日本海の海産物が多いのですが
畑の産物など、山の幸や
輪島塗など工芸品を扱う露店もありました。露店の場所は、母から娘へと、代々伝えられているようです。
沿道の店も営業しています。
奥能登応援旅行割キャンペーンの電子クーポンを使える店や露店もあり
目印のシールを探しながら、歩くのもいいかもしれません。
朝食は断念したけど、輪島塗とえがらまんじゅうを購入
私たちは今回、朝食付きのプランでホテルを予約したのですが、よく考えると輪島朝市で朝食を調達するという方法もあったのです。
購入した食品を、自分で焼いて食べることができる「漁火コーナー」(カセットコンロ貸し出し)周辺には
食堂「朝市横丁」や
動画でもよく紹介されている「海幸」があります。ここで朝食を食べても良かったかな。次回訪れたら、行ってみたいです。
朝食はだめでも、名産品の輪島塗を買おう!ということで、「なつめの店小西」という店で、かわいい猫のお箸や輪島塗のコーヒーカップを購入(電子クーポン使用)。なぜかクーポンが合算されず(ホテルで尋ねましたが、解決策はないみたい)クーポンを1枚ずつ出して精算しましたが、快く処理してくれました。
高級品の輪島塗湯呑でお茶も頂きましたが(やはり美しい!)、高級品はそれなりのお値段がします。高級湯呑が似合う風格が付いたら、買ってもいいな。
今日のおやつに購入したのは、「つかもと」のえがらまんじゅう。石川県の郷土菓子で、輪島朝市名物です。
練った餅粉にこしあんを包み、くちなしの黄色で染めたモチ米をまぶして蒸しあげたまんじゅうで、栗のいがに似ているところから、訛って「えがら」になったそう。
買い物しなくても楽しめる輪島朝市
輪島朝市を歩いていると、いろいろ面白いものに出会え、買い物をしなくてもとても楽しめました。
まずご紹介するのは、「なつめの店小西」の近くに突然現れるヨーロッパ風の建物。周囲とは全く違う雰囲気です。
調べてみると、輪島塗・漆芸では能登最大手の稲忠グループが運営していたイナチュウ美術館跡で、
世界各地の王族が愛用した工芸品や、ルーベンスの絵画などが所蔵されていたそうです。
2012年10月5日、金沢地裁が運営会社の稲忠の再生手続きの廃止を決定し、イナチュウ美術館も営業を取りやめたとのこと。収蔵されていた美術品はどうなったのかな? 気になります。
この近くでは、かわいい猫に出会うこともできました。
永井豪記念館(8:30~17:00)も、時間があれば行ってみたかった場所。
朝市通り入り口には、水森かおりさんの「輪島朝市」歌碑(詳しくはこちらをご覧ください)。
そしてえがらまんじゅうを購入した「つかもと」の近くには、重蔵神社産屋がありました。
輪島市には、年に一度の輪島大祭の日に、輪島の男神様と輪島北方48kmの海域に浮かぶ舳倉島(へぐらじま)の女神様が出会い、御子神様を身ごもり出産したという伝説があり、
女神様が出産をしたとされる場所がこの産屋です。
産屋をお詣りすると、産まれてきた神様の強い生命力を頂くことができるとされ、安産や子育てには縁のない私たちですが、旅の無事を祈りました。
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