秋の奥能登旅11  奥能登の夏祭りの伝統と迫力を伝える輪島キリコ会館

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突然の雷雨! 雨宿りも兼ねて輪島キリコ会館へ

2023年10月27日(金)、奥能登旅行2日目は、終日輪島観光の予定です。

ホテルルートイン輪島に宿泊し、朝食をたっぷり食べてしまったため、、輪島朝市(8:30~正午)では食べ歩きはできませんでしたが、それでも輪島塗やえがらまんじゅうを買ったりして散策していると

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突然の雷鳴と激しい雨! すぐに止むのかと思ったら、雨は激しさを増すばかり。仕方ないので、屋根があってしばらく雨宿りを兼ねて見学できる、輪島キリコ会館へ避難しました。

幸いにも、雨に遭遇したのは重蔵神社産屋参拝中で、いきなり雨に濡れることもなく(神様のおかげかな)、折りたたみ傘をさして、徒歩10分少しの輪島キリコ会館まで歩いたのですが、それでもかなり濡れました。

豪華なキリコの数々  灯りのついたキリコは幻想的

輪島キリコ会館は、大人1人630円の入館料が必要なのですが、私たちが輪島塗のお箸やコーヒーカップを購入した「なつめの店小西」で割引券を頂いたので、1人520円で入館できました。

ここは、輪島朝市通りで異彩を放っていたイナチュウ美術館(跡)と同じ、輪島塗・漆芸では能登最大手の稲忠グループが運営している観光施設。

2015年に輪島マリンタウンに移転し、リニューアルしたというこの輪島キリコ会館は、能登各地の夏祭りで担ぎ出されるる大きな奉燈(御神燈)=キリコ(切籠)燈籠を展示したもの。

能登各地の夏祭りでは、高さ4~6mのキリコを20人くらいで担ぎ、市街地を練り歩きますが、中には10mを超える巨大切子もありました。上の写真が大きなキリコです。

キリコには、地区ごとの願いや祈りを込めた漢字三文字が記されていました。上は「蒙福徳(もうふくとく=人徳のある人柄が幸せを頂ける)。このキリコは「中島屋大切籠(おおきりこ)」と呼ばれ、豪商・中島屋が輪島塗職人を失業の危機から救うため、総輪島塗で作成した、一番豪華なキリコです。

こちらは「美気哉(うつくしきかな=美しくて素晴らしいこと)」。この独特な書体や文字は「キリコ吉祥文字」と呼ばれています。

ずらりと並ぶキリコは圧巻! なんとなく、青森県の「ねぶた祭」を思い出させる光景です。

文字の迫力だけでなく、装飾などもとても美しい!

NHK連続テレビ小説「まれ」(能登を主要舞台とする2015年放映のドラマ)の主人公を演じた、土屋太鳳(つちや たお)さんのサインが入った

まれキリコもありました。

3階展望室から体感した、激しい雨と雷

輪島キリコ会館2階は、キリコを上から眺めることができる空中回廊や

スクリーンシアターがありました。

キリコの上の部分も、よく見えます。

3階には、輪島大祭で燃やされる大松明や

各地の祭りのポスター展示などもありますが

やはり売り物は、日本海が一望できる展望ロビー! でも今日は、海と空の境目すらわかりません。

突然、賽銭箱のようなものを誰かがひっくり返して、小銭が散乱しているような音がいつまでも続いたのですが、これは輪島キリコ会館の屋根に雨が当たる音だったのです。信じられないくらいのものすごい雨!

そして雷です。今までこんなに見晴らしのいい場所で、雷を見たことはなかったのですが、海の色々な方角に稲光が炸裂し、大音響が轟き渡るのをぼーっと見ていました。

こんなに激しい雨も雷も初めて! そのうちスマホが緊急速報を受信したのか、一斉に警戒音が鳴り響き、緊張することこの上なし(10:50輪島市に土砂災害警戒情報)。これ以上ここにいても事態の改善は望めないと思い、すぐ近くのホテルまで帰りましたが、徒歩5分ほどの道のりが、激しい雨に降られるととても長く感じられました。

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