おもてなしタクシーで、「サクッとにこ淵プラン」
2023年12月30日(土)。高知旅行最終日は、仁淀川に行くことに決めました。仁淀ブルーが見られるか、天気を心配しながらとさでん交通の路面電車で終点伊野駅まで乗り、駅からすぐの明神ハイヤーに向かいました。
車が運転できず、バスの本数がないので公共交通も諦めた私たちは、偶然見つけたいの町観光タクシープランで、仁淀ブルーを見に行くことにしたのです。
明神ハイヤーで待っていてくれたのは、寺澤さんという運転手。高知県観光ガイドタクシー認定「おもてなしタクシー」の資格をお持ちで、親切でお話も上手です。偶然ですが「おもてなしタクシー」に乗ることができてラッキーでした。
早速「サクッとにこ淵プラン」(3時間コースで16,800円)に出発です!
名越屋沈下橋と、『龍とそばかすの姫』ロケ地のバス停
最初の目的地は、名越屋沈下橋(なごやちんかばし)。
とさでん交通伊野駅前の明神ハイヤーからは、車で15分ほどです。
この時は雨がほとんど降っていなかったため、仁淀川の水量はかなり少なめ。
春になると、川沿いの桜が愛媛県の県境近くまで続いているそうです。その頃にまた行ってみたいな。
運転手さんと色々話しているうちに、名越屋沈下橋が見えてきました。
でも運転手さんは、まず橋の手前のバス停について案内してくれたのです。この何の変哲もなさそうな田舎のバス停こそ、細田守監督のアニメ映画『龍とそばかすの姫』の主人公が、普段使っている県交北部交通バス停「西の谷第二」だったのでした。
予告編しか見たことがないけれど、なかなか面白そう。いつか見る機会があればいいな。
ところでなぜこの場所が、映画の舞台に選ばれたのかというのも気になりました。その理由やロケ地については、こちらのサイトに詳しく紹介されているので、ご興味のある方はご覧くださいね。
沈下橋を渡ろう! 眼下に見える川も美しい
バス停の説明を聞いた後、車から降りて、沈下橋を渡ってみました。
橋を渡る前の、手前の岸からも、きれいに見える名越屋沈下橋。手すりがないので、渡っている人や車が川に落ちたりしないか、この景色を見ると心配になりますね。
手すり(欄干)がなく、増水時に川に沈んでしまうように設計された沈下橋は、洪水になると
このような姿になるのだとか。
名越屋沈下橋は、仁淀川にある最下流の沈下橋で、全長191m(仁淀川で最も長い沈下橋)。今も地域住民の生活の道として利用されているので、車もかなり通ります。
橋の上には歩行者の退避場所(半円形の部分)が所々にあるので、車が来たらそこで退避。
手すりがない橋を渡るのは非日常の体験だし、道幅は予想以上に広かったものの、やはりどことなく怖く感じます。
でも橋の上からのぞいてみた仁淀川はとても美しく、
よく見ると、魚もいます。これは鯉みたい。それにしても、すごい透明度!
川の水深が深くなっているところ(淵)も、とても美しい緑色をしています。人間の生活圏近くを流れているのに、こんなにも水が美しいのでびっくり! 「にこ淵」への期待がますます高まってきました。
寺澤さんの運転で、車でも沈下橋を渡り(ちょっとドキドキ)、次の目的地である「にこ淵」へ向かいました。
コメントを残す