仁淀ブルーの聖地「にこ淵」へ!
2023年12月30日(土)。高知旅行最終日は仁淀川に行くことに決め、偶然見つけたいの町観光タクシープランで明神ハイヤーを予約した私たち。
「おもてなしタクシー」の資格をお持ちの寺澤運転手さんと「サクッとにこ淵プラン」(3時間コースで16,800円)に出発し、最初に名越屋沈下橋(なごやちんかばし)や、細田守監督のアニメ映画『龍とそばかすの姫』の主人公が、普段使っている県交北部交通バス停「西の谷第二」を訪れました。
いよいよ次の目的地は、仁淀ブルーの聖地とよばれる「にこ淵」です。
道は途中から、仁淀川本流ではなく、支流の上八川川(かみやかわがわ)に沿って走ります。
この辺りも、川の水がとても美しい!
ファミリーマートいの町吾北(ごほく)店を過ぎると、もう、この上流域にコンビニはないそうです。
途中にある「道の駅633美(むささび)の里」でトイレ休憩の後(「にこ淵」には駐車場近くに公衆トイレがあるだけなので、ここで済ませておく方がいいです)
車は四国山地を見ながら、上八川川のさらに支流・枝川川(えだがわがわ)に沿ってどんどん上流へ進み、
「にこ淵」の入口に到着しました。
昔よりも楽になったらしい「にこ淵」への道
「にこ淵」へは、この階段を下りていきます。
車道からも、それらしき青緑色が、木々の間から見えているし
「にこ淵」の上流の滝も見えました(寺澤さんに教えてもらうまで、全く誰も気が付かず)。
淵へ下りていく道は、最初は普通の坂道ですが
途中からとても急な階段に! 昔はもっと足場が悪く、鎖やロープを伝って急坂を下りていく個所もあったそう。昨日、安芸市の伊尾木洞に行った時も、滝まで行くのが大変だったけれど
「にこ淵」は、もっと大変だったのですね。
階段の一番下には岩場もあり
狭い「にこ淵」を移動しようと思うと、岩場を上り下りする必要もありました。トレッキングシューズを履いていて本当に良かった!というか、室戸岬も岩場だったし、この二泊三日旅行は毎日がアドベンチャーだったような気がします。
神秘的な仁淀ブルーが目の前に!
私たちが「にこ淵」に到着したのは11時過ぎ。
案内板によると、この淵は神聖な場所らしいです。水神の化身とされる大蛇が棲むところなのだとか。
階段を下りていく途中からも、淵が見えていましたが
一番下まで降りてみると、ちょうど太陽が淵を照らしたためか、とても美しい青になっていました。
水底をよく見ると、色々な青があるのです。
セルリアンブルー? ターコイズブルー? でも太陽が少し陰ると
このような色になります。これはアクアマリンかな? 色に関する知識があまりないのが悔やまれます。
今回訪れたのは、12月30日という年末だったので、寺澤さんによると観光客は少なめだったようですが、狭い淵周辺は安定した足場が少なくて、写真撮影するのに少し苦労したりもしました。もし夏休みやGW、紅葉の時期というハイシーズンならもっと人が多くて、足場の悪い淵の周辺は大変な混雑になっているのかな。
ともあれ冬でも11時過ぎの、「にこ淵」が太陽の光に照らされる時間帯に訪れれば、美しい青い色が見られることがわかりました。でも「仁淀ブルー観光協議会」公式サイトの「にこ淵」の写真の青とも、少し違うような気もします。
「にこ淵」の青は、日々刻々とその色を変えていくのでしょう。仁淀ブルーはこの色だ!という色は、実はないのかもしれません。私たちが実際に見て感動した仁淀川の水の色が、それぞれの「仁淀ブルー」ではないかなと思いました。
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