道の駅633美の里へ! 気になる名前の由来と観光案内地図
2023年12月30日(土)。高知旅行最終日はいの町観光タクシープランで明神ハイヤーを予約。
「おもてなしタクシー」の資格をお持ちの寺澤運転手さんと「サクッとにこ淵プラン」(3時間コースで16,800円)に出発し、名越屋沈下橋(なごやちんかばし)や、細田守監督のアニメ映画『龍とそばかすの姫』の主人公が、普段使っている県交北部交通バス停「西の谷第二」、そして仁淀ブルーの聖地「にこ淵」を訪問しました。
最後の訪問先は、先ほど「にこ淵」へ行く前にトイレ休憩で利用した
「道の駅633美(むささび)の里」。この面白い名前は、国道194号と439号の重複している場所に位置し、なおかつこの場所があった旧「吾北村(ごほくそん)」が、むささびの飛行する姿に似ていたところに由来するとか。
「にこ淵」も昔は「吾北村」でしたが、2004年に合併して、新しい「いの町(ちょう)」になりました。
駐車場の観光案内地図を見ると、観光名所や施設がたくさん紹介されています。この辺りの地理に疎い私たちは喜んで見ていたのですが、ふと「にこ淵」がないことに気づきました。
「にこ淵」は神聖な場所で、あまり地元の人も近づかなかったという噂もあります。まだ「仁淀ブルー」や「にこ淵」が大人気になる前にできた地図なのかな? まさか、敢えて載せていないとか? 謎ですね。
高知アイス3種類食べ比べ
「にこ淵」観光が終わったので、少しこの道の駅でのんびり休憩。
観光客が多いせいか、高知ならではのフィギュア自販機があったり(珍しい!)
店内にも高知土産の定番・芋けんぴやミレービスケット(芋けんぴとコラボしている商品も!)、
みかんとぽんかんのミックスドリンク・土佐みかぽん、北川村のゆずサイダーなど面白そうな商品がありますが、私たちの狙いは、高知アイス!
実は私たちの観光タクシープランには、道の駅633美の里もしくは高知アイス売店(ここよりもっと下流)が含まれているのですが、この日(12月30日)は残念ながら、高知アイス売店が休業していたのです。仁淀ブルーを眺めながらアイスが食べられるという、絶景リバービューカフェらしく、ちょっと残念。
でもこの道の駅で、高知アイスが売られていると、寺澤さんが教えてくれました。確かに売っています!
たくさん種類もあって迷ったのですが、
天日塩ジェラート、いのいちごアイス(いちごは「べにほっぺ」という品種)
ミレービスケットアイス(迫力ある見た目!)を購入して食べ比べ! どれも美味しかったけれど、個人的には天日塩が好みでした。
店内には、『らんまん』のポスター。
昨日読んだ高知新聞の記事によれば、県内10大ニューストップは『らんまん』効果! 私もずっと見ていたので、わかります(だから昨日、伊尾木洞に行きました)。
いの町に伝わる和紙の伝説
とさでん交通路面電車の伊野駅(自治体名は平仮名ですが、駅名は漢字)まで送ってくれる車中で、寺澤さんは、いの町のもう一つの特産品・土佐和紙誕生にまつわる話をしてくださいました。
行き倒れていた伊予国の旅人・新之丞を成山村の住人が介抱し、新之丞はお礼に成山村に和紙の製法を伝えます。草木染の技法も加えて新たな「成山七色紙」が完成し、土佐の名産品となりました。恩返しができた新之丞は帰国しようとしますが、「成山七色紙」製法技術の流出を怖れた村人によって殺されてしまいます。人々は新之丞を弔う石碑を建て、手厚く供養したのだとか。
何とも恐ろしく、悲しい話ですが、ドイツでも磁器(マイセン焼)の製法を発明した錬金術師のベトガーが、秘密を守るために城に幽閉されています。特許がない時代は、技術の流出は国の運命を左右する大事件。
このような伝説で語られる特産品の土佐和紙。紙すき体験ができる「いの町紙の博物館」は、国内外の観光客に人気なのだとか。今回は仁淀ブルーしかプランになかったので不可能でしたが、いつかまた訪れる機会があったら行ってみたい! その時は高知アイス売店や、仁淀ブルーのもう1つの聖地・安居渓谷にも行ってみたいな。
コメントを残す