屋台と餃子とビールは高知の文化?
2023年12月30日(土)、二泊三日の高知旅行もいよいよ最後の夜になりました。この日の夜行バスで大阪に戻る私たちは、最後の高知での夕食を何にしようか考え、最初に入った店が、帯屋町商店街やはりまや橋からも近い「いまどき安兵衛」という店。
昭和45(1970)年(大阪万博の年!)創業の店で、
「屋台と餃子とビールは高知の文化です」というキャッチコピーが建物外壁に大書されています。元々屋台餃子の店で、今も夜になると屋台も出ているようですが、この店は支店の1つ。
ひろめ市場にも「ひろめで安兵衛」という支店があって、前回高知に行った時に利用しました。
この店は初めて利用したのですが
かなり店内が広くて、活気もあります。
まずは生ビール(530円)! お酒の飲めない夫は、ゆずの名産地である馬路(うまじ)村公認ゆずドリンク「ごっくん」(300円)で乾杯です。ご当地ソフトドリンクがあるのはいいですね。長女は梅酒ロック(480円)。
お目当ての餃子です。まずは焼餃子。ニンニクの有無が選べますが、「有」を選択。とても皮がパリッとしていて軽い味わい! いくらでも食べられそうなのが怖い。結局お替りしてしまい、4人分(1,800円)をペロリ。
野菜が多めなのもいいですね。野菜の中でも特に、韮と生姜は高知県産(この2つは高知県が生産量日本一!)を使っているそうです。
水餃子もニンニクは「有」で食べてみました。こちらもあっさりしていて美味しい! 2人前で480円でした。
私たちは夕方5時過ぎに伺ったのですが(夕方4時から営業)、その時間でも行列ができていました。やはり人気店のようです。
高知の隠れた名物・鍋焼きラーメン
高知城でのイベント『NAKED(ネイキッド)夜まつりー高知城ー』を訪れた後、
長女の希望で、隠れた高知名物と言われる鍋焼きラーメンを食べに行くことにしました。高知県須崎市発祥のラーメンで、鶏がらスープを土鍋で熱々のまま楽しめるのが人気だそうです。
訪れたのは、帯屋町や追手筋から近い「谷口食堂」。
発祥の地である須崎市で、惜しまれつつ後継者不足で閉店した名店「谷口食堂」の味を、有志プロジェクトで復活させたのだとか。入口の自販機で食券を買うシステムです。「こがしニンニク(並)」(950円)にしてみました。
早速運ばれてきたのがこちら。「スープは親鳥の鶏ガラしょうゆベース」「細麺ストレートで少し硬めの麺」「具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)など」「器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)」「スープが沸騰した状態で提供」「たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供」「全てに「おもてなしの心」を込める」という鍋焼きラーメンの定義を、すべて満たしている一品。
あっさりしていてシンプルな味ですが、残ったスープにカレー粉を入れて、味を変化させることもできて面白かったです。
壁に貼られていたポスターを見ると、昔はこの「こがしニンニク(並)」が、810円でした。昨今の物価高や海外でのラーメンの価格などを考えてみると、「ラーメン千円時代」に到来しつつあるのかなと思いながら、高知を後にしました。
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