公共交通機関だけで奥出雲観光10  亀嵩駅舎内の扇屋で、手打ち出雲そばを堪能 

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念願の亀嵩駅扇屋へ!  時間がない時は「亀嵩駅そば弁当」もあり

2024年2月10日(土)、初めてJR木次(きすき)線に乗った私たちは、雲南市の木次駅から、奥出雲町の出雲横田駅を目指します。

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奥出雲町の出雲三成(いずもみなり)駅を出発すると、

次の停車駅は、奥出雲町の亀嵩(かめだけ)駅。

あの名作小説&映画『砂の器』(松本清張作)に登場する場所です。

松本清張ファンの聖地巡礼で訪れる人も多いようですが、

1973(昭和48)年から駅舎で操業している手打ちそば屋・扇屋を訪れる人もとても多いようでした。

歴史ある駅名標が印象的。まさに『砂の器』の世界ですが(映画のロケ地は亀嵩駅とは別)、扇屋の利用客はほとんどが列車ではなく自家用車利用だったのが少し残念。もっと列車を利用する人が増えないかな。

奥出雲旅行の目的の1つは、この扇屋さんの手打ち出雲そばを食べることでした。私たちは木次線の列車から降りて、店内でのんびり食べましたが(次の列車は約1時間20分後)、あらかじめ予約しておけば、「亀嵩駅そば弁当」(税込750円 大盛1,000円)を、木次駅ホームに届けてくれるそうです(支払いは商品と引き換えに現金)。山芋と温泉卵も入った手打ちそばだそうです。時間がない時は、このお弁当を受け取って列車内で食べるのもいいですね(詳しくはこちらをご覧ください)。

出雲と言えば割子そば

私と夫は、冷たい割子(わりご)そば3枚(860円)を注文しました。

割子そばというのは、あまり耳にしない言葉でしたが、出雲そばの代表的な食べ方だそう。割子と呼ばれる丸い漆器にそばを盛り、薬味とそばつゆを直接かけます。

三段が一人前のようですが、段数は追加できるようでした。さすが手打ちそば! シンプルな中にも香りと食感が良くて、そばつゆも少し濃いめだけれど、歩き疲れた体にはちょうどいい。朝食がお菓子だけだったということもあり(少しおやつも食べたのですが)、あっという間に完食。

デザートに、おはぎまで頼んでしまいました。

有名人の色紙がいっぱい! 松本清張の写真もあった

店内には風情ある薪ストーブや(暖かい!)

奥出雲の風物を描いたテーブルクロス

そしてこの店を訪れた有名人のサインや写真が、所狭しと飾られていました。

松本清張さんが写っている写真も!

店に関連する新聞記事の数々も飾られていて

本当にこの地区の一大有名観光地だなと思いました。ただ、この店でお店の方々(利用客含む)の話に耳を傾けてみたのですが、残念ながらズーズー弁ではなかったです。テレビやラジオで、標準語が普及したためでしょうか。『砂の器』の亀嵩は、もう昔の話になってしまったのかな。

余談ですが、駅の待合室では、『砂の器』のビデオも上映されています。ただし私たちが見た時は、映画ではなく、中居正広さんが天才音楽家を演じた2004年のTVドラマでした(リモコンは店内にあり)。昭和は遠くになりにけりです。

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