佐世保港とさせぼ五番街
2024年2月23日(金)、長崎からJRで佐世保駅に到着した私たちは、初めての佐世保観光に出発しました。
佐世保駅東口から出た方が、ホテルや見どころがあるのですが、佐世保は「軍港の町」として発達してきた歴史があるので、まずはみなと口から佐世保港へ行くことにしました。
駅からは、徒歩5分足らず。周辺の島々へのフェリーが就航しています。
アメリカ海軍と海上自衛隊が港の一部を使用しているのですが、ここからは艦艇の姿は見えません。
港町ならではのモニュメントがありました。
神戸を思い出します。
大きなショッピングモールもありました。以前は「軍港」のため、市民が港に近づけなかったようですが、再開発によって埋立地に、港の眺望を楽しめたり買い物ができたりする施設を造ったそうです。
施設の名は「させぼ五番街」。でもなぜ「五番街」なんだろう?
頑張る佐世保の商店街
その理由は、佐世保にある古くからの商店街との関係でした。
佐世保には戦後、佐世保三ヶ町商店街や四ヶ町商店街が誕生し、これらの商店街と佐世保駅とをつなぐ意味で「五番街」となったとか。
この両者はアーケードが直線につながっているため、「日本一長いアーケード街(960m)」と言われています。ちなみに「日本一長い商店街」としては、大阪市の天神橋筋商店街が有名ですが、ここは1ヶ所、アーケードが道路で分断されているところがありましたね。
商店街の道幅はなかなか広く、
佐世保バーガーの店もあちこちにあり
いろいろなお店があります。
今では珍しくなってしまった本屋さんや
懐かしのレコード屋さんも、元気に営業しています。なかなかレコード屋さんを見る機会がないので感激。
長い商店街ですが、シャッターを下ろしている店もあまり見られず
まるでミラノの商店街のような素敵なドームもあって、高級感もありました。
百貨店から庶民的な店まで並ぶ商店街
商店街の中には、「佐世保玉屋」という地元の百貨店もあります。
7月末に閉店というニュースが流れて、ちょっと驚き。
こんなことなら、「玉屋名物」と評判のサンドイッチを買えばよかったと後悔しても、後の祭り。
百貨店があるかと思えば、野菜や牡蠣、手作りのかんころ餅まで幅広く販売している庶民的な店もあり(野菜と牡蠣を並べて売っている商店街の店を初めて見ました)
「彼杵(そのぎ)茶」も初めて見たので、かんころ餅と一緒に購入。
ちなみに、かんころ餅とはサツマイモを薄く切って天日干しした=「かんころ」を湯で戻し、もち米と混ぜ合わせて作った、五島列島の郷土料理。
長崎の名産を、おやつに頂くことができました。
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