浅野川沿いの主計町茶屋街 川沿いの道や路地が趣深い
2024年4月20日(土)の午後、金沢の尾山神社や金沢城玉泉院丸庭園を散策した私たちは、
少し疲れたので、バス停「広坂・21世紀美術館」から左回りルートのバスに乗り、「橋場町」で下車。
そこからまず、主計町(かずえまち)茶屋街に向かいました。なかなか来ないバス(しかも座れない)に乗ったので、所要時間としては、徒歩と変わらなかったかもしれません。
ここは浅野川沿いに、料理屋や茶屋などが立ち並び
風情ある街並みが続きます。
浅野川に架かる「中の橋」。金沢生まれの明治の文豪・泉鏡花の作品にも登場する橋なのだとか。
川沿いの道もいいですが、路地に入ると
花街らしい、華やかなのれんや
ベンガラ塗りの茶屋建築の、あでやかな色彩に圧倒されます。人通りが少ないと、まるで異世界にタイムスリップしたような、どこか妖艶な、不思議な感覚が味わえました。夜はさらに、幻想的な場所になりそうですね。
国内外の観光客で賑わうひがし茶屋街
主計町茶屋街から、浅野川大橋を渡ってしばらく歩けば
ひがし茶屋街です。金沢屈指の観光スポットなので、国内外の観光客で大にぎわい。
浅野川対岸の主計町茶屋街と同様、ベンガラ塗りの茶屋建築が立ち並びます。
こちらも伝統的な街並みが続き、花街らしい華やかさ。京都を思い出させます。
むしろ京都の祇園よりも、茶屋建築の風情を残しているように感じられました。
念願の和菓子とお茶を、森八ひがし三番丁店で味わう
国内外の観光客で賑わっているひがし茶屋街は、裏を返せば、どの店も混んでいるということ。
金箔ソフトクリームの店はもちろん
行きたかった「生麩甘味処 不むろ茶屋」も
人が多かったので断念。
生味噌ひや汁の味見ができる「ヤマト醤油味噌 東山直売所」は、並んでいる人がいなかったけれど、
やっぱり椅子に座って、金沢らしく和菓子とお茶で休憩したい! ということで
この近くの「森八 ひがし三番丁店」に入りました。金沢に疎い私は全く知らなかったのですが
創業390年という、有名な老舗(加賀藩の御用菓子屋)。
江戸時代の町屋を、そのまま利用したお店で
席が空くまで、土産物を見ていたら、あまり退屈しませんでした。
案内されたのは、中庭に面したテーブル。
風情があって、なかなかいいです。
テーブルの足の浮彫も面白い! あまりこんな所を見る客はいないと思うのですが、見えないところにも、何かこだわりが感じられそうです。
お抹茶と上生菓子セットや、加賀上棒茶・お抹茶セット、そしてコーヒー・お菓子セットを銘々頼んで、美味しい和菓子に癒されました。
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