下界とは別世界!伊吹山の山頂(前編) 伊吹山寺と山頂の標柱と、一等三角点

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伊吹山は、カルスト台地だった!

2024年8月17日(土)、初めて岐阜県と滋賀県の境目にある伊吹山に登りました。伊吹山登山バスに乗って、9合目にある山頂駐車場まで楽々移動。そこから西登山道を歩いて山頂を目指し、念願の高山植物とも対面できました。

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2024年8月26日

米原駅から伊吹山登山バスに乗ってみた  初めて通った伊吹山ドライブウェイ 

2024年8月25日

拳大~頭大の石が敷かれている砂利道に苦しめられながらも、山頂に近づくと「琵琶湖を望む展望台」の表示があります。

砂利道が嫌だから行きたくなかったのに、夫が行くので仕方なくついて行きました。

結果は予想通り。見事に何も見えません。一寸先は霧。

気を取り直して山頂を目指します。白い岩肌があちこち露出していて、行ったことないけど、山口県の秋吉台ってこんな感じなのかなと思っていたら、まさに伊吹山は、秋吉台と同じカルスト台地なのでした。

なんと、伊吹山の歴史は3億年前爆発した海底火山からスタート。この火山はアジア大陸から離れた熱帯で誕生し、頂上付近にサンゴ礁(石灰岩)が発達しました。やがて火山やサンゴ礁は、プレート移動によってアジア大陸プレートに押しつぶされ、ばらばらになった海底火山やサンゴ礁の一部が、伊吹山に成長していったのだとか。白い岩肌は、昔サンゴ礁だった石灰岩。古代(古生代)に海底で暮らしていた生物の化石も、伊吹山で発見されたそうです。

伊吹山寺に参拝

やっと山頂が見えてきました。霧で眺めが良くないけれど、とても多くの人が訪れていたのに驚いたし、

想像以上に建物も多いのです。上の写真右側にある建物は、伊吹山寺(いぶきさんじ)という天台宗の寺院でした。

役行者が修行した場所でもあり、役行者霊蹟札所の第36番寺院でもあったのです。ご本尊は薬師如来。下山の無事を、真剣に祈りました。

早速御朱印も頂きました(500円)。御朱印帳を持って来て、本当に良かった!

伊吹山寺の近くには(境内?)石を塔のように積んでいる場所があって、まるで賽の河原。一面の霧の中、神秘的な雰囲気に。昨年訪れた、青森県の恐山を思い出させる光景でした。

霊場恐山参拝記(中編) 恐山菩提寺で地獄巡り&「地獄に仏」を実感

2023年6月14日

伊吹山山頂と、一等三角点

伊吹山の山頂に来ました。標高は1,377mです。

多分ここが、伊吹山で一番高い場所なんだろうなと思っていたのですが、少し離れた場所に1885(明治18)年に建てられた一等三角点があり

案内板によると、標高1377,31mです。あの山頂のあった場所と、どっちが高いのかな? 山頂はかなり広くてなだらかなようだから、どちらも同じような標高なのでしょうか。

全国色々な場所に三角点があるのですが、意識して見たことがないのです。多くの人が三角点を見ていたので、なかなかそばまで近寄れませんでしたが、柱石の上面に、十字の線が刻まれていました。この十字線中央の値が、標高1377,31mなんですね。

全国の地図を作成するために必要だった三角点。伊吹山では、大きな砂利でしっかりと守られていたのが印象的でした。ちなみに、滋賀県と岐阜県の間にそびえる伊吹山ですが、一等三角点のある場所は米原市になるようでした。

次回も引き続き、伊吹山の山頂の様子をご紹介します。お楽しみに。

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