『ドキュメント72時間』で初めて知った石川県立図書館
2024年9月26日(金)、夫と金沢へ。金沢は今年の春(4月20~21日)にも訪れたのですが、今回はその時に訪れることができなかった場所を中心に、観光することに。
金沢を代表する名勝・兼六園を雪のない時期に初めて訪問した後は
今回の旅で私が一番行きたかった場所・石川県立図書館へ。実は今年の8月30日(金)にNHKで放映された『ドキュメント72時間』で紹介されており、それまで全くこの図書館のことを知らなかったのですが、そのあまりの美しさに、ぜひ行ってみたいと思ったのです。
兼六園からは、私たちが入園した真弓坂口とは反対側(東側)の小立野口から外に出て、まっすぐ南東方向に道沿いに進み、出羽町というバス停から北陸鉄道の路線バスに乗り、崎浦・県立図書館口バス停で下車します。バス乗車時間は11分ほどでした。
現在の建物は、金沢大学工学部が2005年に郊外に移転した跡地に建てられたそうです。
広い敷地に建つ図書館は、完成してからまだ2年しか経っていない、新しい図書館でした。
本好きなら感動! 本好きでなくても新たな発見ができる図書館
図書館の中に入ってみます。
よくある普通の図書館とは違う
円形の構造で
博物館の展示室や、大きな書店のショーウィンドーのように、本の表紙が見えるように、照明も工夫されて本が並べられています。
3階の「ブリッジ」と呼ばれる部分からの、眺めは最高! 数々の建築賞やデザイン賞を受賞しているのも、うなづけます。
天井も美しい。
これだけの本が並んでいると、壮観です。まさに「知の殿堂」と呼ぶにふさわしい。
感動したのはもう1つ。4階の本の配列です。普通の図書館は、日本十進分類法(例えば文学が900~999、自然科学は400~499など)による配列だと思うのですが、
この図書館の4階「リング」は、本の歴史を12のテーマに分けて、関連する本や資料と共に展示されていたのです。
私の好きな、地図の本も!
今の地図も面白いのですが、昔の地図の本も、色々新しい発見があって面白い。それと同じで、リングを歩いていると、今まで知らなかった面白そうな本に、次々と出会えるのです。とてもわくわくする経験でした。
今調べている、江戸時代の出版の本も充実しています!
春から夏にかけて購入した本が、書棚に仲良く並んでいます。石川県民だったら、ここで借りられたんですね。
本を眺めるのも良し、
建築やデザイン目的で来るのも良し。
『ドキュメント72時間』で紹介されていた場所を、追体験するのも良し(上の写真は、新聞閲覧室)。
文化交流エリアに展示されている、人間国宝たちの工芸品(輪島塗と九谷焼)を見るも良し。
それぞれの楽しみ方で、この図書館で、知識や文化について触れる機会が持てるんだなと思いました。この図書館に足しげく通える人たちが、とてもうらやましくなりました。
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