初めての石川県小松市4  浮柳新橋で見た、『勧進帳』の2人のヒーロー

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小松駅から頑張って歩ける?小松空港

2024年9月29日(日)、初めて小松市を訪れた私たちは、金沢カレーの老舗・「カレーの市民アルバ」の小松駅店や、「こまつの杜(もり)」(休館日だった!)を訪れた後

初めての石川県小松市2  こまつの杜で、超巨大重機に興奮!

2024年10月25日

初めての石川県小松市1  カレーの市民アルバ小松駅店で味わう金沢カレー

2024年10月24日

小松駅西口から、安宅関跡に向けて出発しました。

初めての石川県小松市3  小松駅西口の商店街と、こまつ曳山交流館みよっさ

2024年10月26日

「こまつ曳山交流館みよっさ」からさらに海を目指して歩いていると、

飛行機の音がとても近い! 空を見ると、かなり低空に飛行機の姿が見えました。

実は私たちのルートの近くに、北陸の空の玄関口・小松空港があるのです。

グーグルマップで調べると、片道約1時間と、安宅関とほぼ同じ距離のようです。意外と近いんですね。

謎の鉄道廃車両のある家

小松空港の近さを感じながら、田んぼの中の道路をどんどん行くと、またまた不思議な光景に出逢いました。

一見普通の家なのですが

庭?に鉄道の車両が!

グーグルマップを見ても、特に何か書かれているわけでもなく、

普通の民家?なのかもしれませんが

かなりの鉄道好きな方の自宅と、お見受けしました。なかなか面白そうな家ですね。

浮柳新橋の富樫&弁慶像  実在の人物だった富樫さん

前川という川を渡った時、面白い橋を通りました。浮柳新橋という橋ですが

橋の中央部に、銅像があるのです。しかもどうやらこれは、交通安全キャンペーンのたすきをかけた

歌舞伎『勧進帳』の、安宅の関守・富樫左衛門! 後で知ったのですが、実在した加賀国守護・富樫泰家(とがしやすいえ)でした。

源頼朝に追われ、山伏姿で北陸道を通り、奥州平泉を目指していた源義経や弁慶一行を安宅関で追及し、義経一行であることを確信しつつ、武士の情けと弁慶の機知(白紙の巻物を、勧進帳としてアドリブで読み上げるなど)に感心し、義経一行を見逃してやるという、なかなかいい役です。個人的には、弁慶よりも好きなタイプ。

なんとなく『レ・ミゼラブル』のジャヴェール警部と似ているかな?

義経一行を逃がしたことで頼朝の怒りを買い、守護の職をはく奪された富樫さんですが、出家して平泉に行き、義経一行とも再会し、加賀に戻って天寿を全うしたそうです。よかったですね。

橋のレリーフにも、富樫さんと

弁慶が描かれていますね。

さらに西側に進むと、待ってました、武蔵坊弁慶! 義経を助けるために大活躍し、山伏としての知識も豊富で雄弁なところもある、歌舞伎の大ヒーロー。

この橋は、小松空港から小松市内へと続く道に架かっているようなので、空港から市内に向かう人たちは、橋の上の弁慶を見て、小松市と言えば、あの『勧進帳』の舞台・安宅関がある町なんだと感じるのでしょうね(北陸新幹線で到着したら、まずコマツでしょうが)。

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2 件のコメント

  • 地元じゃ有名な鉄道愛好家さんの所有物です。駅の近くにあるボンネット型特急電車の保存管理をされてます。地元民なので、普段当たり前のように見ている景色を写真で見ると少し照れくさいですね。

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