2023年に設置された、密かな映えスポット
2024年9月29日(日)、初めて小松市を訪れた私たちは、小松駅から徒歩で1時間ほどかけて、
謡曲『安宅(あたか)』や歌舞伎『勧進帳』で有名な安宅関跡を訪れました。
安宅関跡は広い公園になっていて、難関突破のご利益がある安宅住吉神社に参拝し、『勧進帳』の銅像(弁慶・富樫・義経の3人が「天地人の見得」を決めているシーン)ともご対面。
到着したのが17時を過ぎていたので、御朱印をもらえなかったり、
「勧進帳ものがたり館」が閉館していたりとちょっと残念なこともありましたが、
めげずに安宅海岸へ。この、いかにも関所らしい門がいいですね(これも最近できたのかな?)
すると海岸沿いに、大きな3つの白い「A」の文字が見えてきました。いったいこれは何かな?と私や夫は考えていたのですが、長女が、「ATAKA」のモニュメントだと見抜きました。抜けているTとKは、被写体の人物が文字になりきるんですね。昨年設置されて、密かな映えスポットになっているのだとか。
たまたま周囲に人がいなかったので、思い切って「ATAKA」に挑戦!
Kのポーズは結構大変! でもタイミングよく、長女が撮影してくれました。いい思い出です。
ここでしか見られない “ATAKA SUNSET”
小松市街地の西に位置する安宅海岸は、『日本の白砂青松100選』にも選定された、美しい海岸でした。
小松で一番、海を身近に感じられる場所でもあります。日本海に沈む夕日が見られるというロマンチックな場所のようですが、今日は曇ってるし、暗いし、夕日は諦めようかなと思っていました。
ところがだんだん、水平線辺りの雲が晴れてきたのです。
雲の下から、太陽も少しずつ姿を現し
丸い形も見えました。
そして徐々に沈んでいきます。
今まで何回か、海に沈む夕日を見たことがあるのですが、いつも大体、水平線の辺りは雲がよくかかっていて、なかなか水平線に沈む夕日は見たことがありません。特に日本海に沈む夕日を初めて見ることができて(いつも天気が悪かった)、3人とも、とても感動していました。やっぱり絶景!
義経一行の逃避行ルート
日本海に夕日が沈むと
『勧進帳』の銅像は、ライトアップされていました。また様子が変わって、いいですね。
銅像を見ていたら、長女が、義経一行はどうやってこの場所に来たのか尋ねてきました。多分『勧進帳ものがたり館』には地図がしっかり展示されているのだろうけれど、私のつたない記憶や知識で考えると、山伏姿で北陸道近くの山道を進んでいたと思われるのです。琵琶湖から若狭、越前、加賀と峠道も越え、安宅の周辺は抜け道がなくて、やむなく関所を通る羽目になったのでしょうか。
ともあれ、義経も富樫さんも、
ここでは仲良くお祀りされているようです(弁慶は?)。
ここからまた小松駅まで1時間ほど歩きますが、本当に来てよかったと思った安宅関跡でした。
来て下さってありがとうございます。安宅は地元です。日本海に沈む夕日は勿論の事、その夕日に映える白山は絶景です。また小松に、安宅に来まっしいね!
コメントありがとうございます。今回は白山が見えなかったのが心残りでした。いつか天気のいい昼間にもう一度訪れて、御朱印をもらったり、勧進帳ものがたり館に行ってみたいです。