日本百名城の七尾城 山頂からの絶景と、七尾城史資料館の周辺

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やっと到着した本丸跡

2021年6月21日(月)、石川県七尾市の和倉温泉加賀屋をチェックアウトした私たちは、バスで七尾駅前に戻り、電動アシスト自転車をレンタルして、七尾城跡を訪れました。

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室町時代前期、能登国守護の畠山萬慶によって築かれた七尾城は、標高300mほどの「城山」の尾根上に位置しています。七つの尾根に櫓を巡らしていたので、七尾城と呼ばれたのだとか。

本丸のすぐ西側には、城主に次ぐ地位にあった守護代の遊佐(ゆさ)氏の屋敷跡。

そして本丸跡です。

東西50m、南北40mという大きさで

石垣も見ることができました。

戦国期の山城に多い「野面(のづら)積み」。自然石を加工せずにそのまま積んでいました。

上杉謙信も見た絶景

七尾城史資料館から約50分かけて、城山山頂にたどり着いたのですが

山を登り切ったご褒美は、この素晴らしい眺め。

所々にはベンチもあります。右の大きな石は、

「七尾城跡」と彫られた石碑。

城主の畠山氏も、この城を攻略した上杉謙信も、この絶景を見たのでしょう。

山頂には、昭和に建立された城山神社。

城主の畠山氏を祀っているのかな?

ここからの眺めも、とても素晴らしいものでした。

城主の子孫によって建てられた七尾城史資料館

登るときには50分近くかかった山道を、帰りは25分ほどで降り、再び自転車を停めさせてもらった七尾城史資料館へと戻ってきました。

七尾城を攻略した上杉軍の動きがパネルになっていることに、いまさらながら気づきました。登るときに見ておけばよかった。

この資料館は、七尾城主の子孫である畠山一清氏によって、能登畠山氏と七尾城の顕彰を目的に、1963年に建てられたそうです。

建物外観は、中世の山城をイメージしたのだとか。でも残念なことに、この日は月曜日なので休館。

展示品(城跡や城下町跡から出土した品や、武器や武具、書簡など)を見られなかったのも残念だったのですが、御城印も欲しかったので、とても残念。

日本百名城のスタンプは、休館中でも押印できるように配慮されているのですが(正面入り口の軒先に設置)

御城印の無人販売システムはありません。

ワッフルのような美しい障子堀で有名な、北条氏の山中城(静岡県三島市)みたいに、時間外受付箱があるといいのになと思いました。

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御城印とはご縁がなかったですが、資料館のそばには、

「あゝ七尾城」という歌謡曲の歌碑や

江戸時代後期に建てられた、懐古館という旧飯田家住宅がありました。飯田家は、加賀藩の肝煎り(庄屋)を勤めた家だそうです。

日本最小の茶室とされる「旧樋爪(ひづめ)家住宅の茶室」(大正時代の建築)もあって、今回は時間の関係でゆっくり見学できませんでしたが、いつかじっくり見てみたいなと思いました。

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