奇岩の宝庫・ハロン湾 一番キュートな奇岩はこれ!
2024年10月11日(金)。ハノイ滞在2日目。夫が注文してくれたVELTRAの日帰りツアー(多分これ)で、ハロン湾に来ました(料金は、大人3人で26,542円)。
ハロン湾クルーズの目的は、海に点在する大小2,000もの奇岩を見ること。
およそ2億5000万年前に、重なり合った生物の死骸が広大な石灰の層をつくりあげ、何百年もの間に海水や雨風で浸食されて、多くの奇岩ができあったのです。私の大好きな、石灰岩カルスト地形。
隣国の中国がベトナムに攻めてきた時、龍の親子が現れて、口から吐き出した宝石が湾内の島々になって敵の侵入を防いだと伝えられています。ハロン=下龍=龍が降り立つ場所という意味だとか。
私たちの船(コンギア号と読むのかな)で、ハロン湾の有名な奇岩のある区域へ向かいながら、中華風シーフードランチの昼食を食べていると
ベトナム人ガイドのガイさんが、「もうすぐ鶏の岩が見えますよ」と教えてくれました。
食事をとっていた船室から、2階デッキに上がってみると
たくさんの奇岩が見えてきたのですが
特に驚かされたのが、この2つの岩。「鶏の夫婦がキスをしている」ように見えるのですね。夫婦岩です。
確かに可愛い!
岩の周囲を船で回ってみると、全然違う形になるのも、面白かったです。
仙人が棲んでいそうな奇岩
次に船が近寄ったのは、
断崖絶壁がそそりたつ奇岩。
まるで中国の桂林みたいな景色かも(行ったことないけど)と思っていたら、桂林から南に広がる広大な石灰岩台地の一角に位置していたのでした。中国っぽい、水墨画のような景色を見ていると、ハロン湾は私と同じく初めての長女も
「仙人が棲んでいるみたい」「天下一武道会の会場になりそう」などと、感動していたようです。
私たちはあまりよく見ることができなかったのですが
実際に今でも、漁業をしながらここで水上生活をしている(伝統を守るために)人々の村も通り過ぎました。
紙幣にも描かれた香炉岩
そして次に現れたのが、この香炉岩。
「香炉(こうろ)」というのは今ではあまり使われていませんが、お香を焚くために使う器のこと。その「香炉」に形が似ているので名付けられたようです。
ここも鶏の夫婦岩と同じくらい、たくさんの船が見物に来ていましたが、その理由は
ベトナムの20万ドン紙幣に描かれているということで(これはすごい!)、お約束のこの写真。
夫が以前ハロン湾を訪れた時は曇っていたらしいのですが、この日はとてもいいお天気で、奇岩が青い空と青い海に映えてとても美しく見えたのがありがたかったです。
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