韓国の旧大統領府・青瓦台は一般公開されていた!
2024年12月6日(金)。この日はソウル滞在2日目です。今回は長女の希望で、ソウルの美味しいものを食べまくるのが旅の目的。夫が行きたい世界遺産や史跡にも興味を示さない長女ですが、唯一「行きたい」とリクエストした場所が、何と、青瓦台(せいがだい チョンワデ)でした。
青瓦台と言えば、言わずと知れた、韓国の大統領府。私も国際ニュースの中継などで、何度か見たことがあります。でも実は、2024年12月3日から世界を騒がせている尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が
2022年の大統領選の公約で、大統領府の移転を公約として掲げ、公約通りに大統領府を龍山の国防省の庁舎内に移転。旧大統領府となった青瓦台は、一般に公開されるようになったのです。
これは、私たちも『地球の歩き方ソウル 2023~2024』に載っていた(巻頭特集「ソウル最新ニュース」のトップニュース)ので知っていました。
現在は外国人旅行者でも、専用サイトの観覧予約ページで日時を指定して予約することもできるし、外国人は現地で先着順に受け付けてもらえるようです。当日券は、2,000人分配布されるようで、私たちは平日(金曜日)の午前中だったこともあり、幸運にも9:40頃に入場できました(長女が英語で色々訴えたおかげだと思います)。
外国人の場合、青瓦台観光にはパスポートの提示が必要です。忘れず持参しましょう。
広大な青瓦台 敷地内にはトレッキングコースも!
早速入場した青瓦台は、想像をはるかに超えた、広大な敷地を誇っていました。
この建物は、記者会見場と出入記者室として使用された「春秋館(チュンチュグァン)」。「春秋」とは高麗や(李氏)朝鮮時代に歴史の編纂を担当した官庁の名前で(日本にはない官庁で、中国の影響が感じられます)、歴史を厳正に記録するという精神が込められているそうです。
この春秋館の横で道が2つに分かれていて、どちらに行っていいのかわからなかったので、少し先にいたスタッフに尋ねてみると、上り坂の方はトレッキングコースに続いているとの返事。受付で貰った日本語パンフレットの地図をよく見ると、確かに春秋館の横から「登山道出入口」と書かれた道が伸びています(しかも目的地が地図の中に納まっていない!)。どうやら、この北岳山(ブガクサン)に登る道のようでした。
ここに登山をしに来たわけではないので(登山してたら食べ歩きができない!)、一番見てみたい青瓦台本館を目指します。
広大な庭園には、亀の石像も。長生きするおめでたい動物だから?
野外イベントが開催された緑地園(ノクチウォン)も、冬枯れの景色ですが
紅葉の美しい個所もありました。
そしてついに、目の前に、テレビで見た建物が! 青い瓦の青瓦台本館です。次回はこの本館の内部の様子をご紹介します。お楽しみに。
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