赤鉄橋を渡ってトンボ自然公園へ
2024年12月30日(月)今回の旅行最終日は、四万十市の中村観光です。四万十市の観光と言えば、何はなくとも四万十川観光なのですが、昨年の春に遊覧船や沈下橋巡りをしたので
この日は四万十川とは関係ない場所を巡ることにしました。最初に訪れたのは、「四万十川学遊館あきついお」という施設。
トンボ自然公園の中にある、トンボと魚の博物館です。「あきつ」はトンボの古称(秋津)、「いお」は「魚(うお)」のことですね。
中村プリンスホテルからは、「赤鉄橋」とも呼ばれる四万十川橋を渡って25分ほど。
冬の四万十川には、水鳥がたくさん泳いでいました。
人生で初めて見た、猟友会の建物。野生動物の食害は、ここでも多いのかな。
トンボ自然公園に近づくと、トンボの浮彫や
彫刻のある「やんま橋」が出迎えてくれました。
学遊館あきついおの玄関でも、大きなトンボがお出迎え。入館料は大人880円です。
とんぼ館で、世界のトンボ標本にびっくり
まず見学したのが、世界のトンボ標本が約1,000種展示されている「とんぼ館」。
これだけ多くの昆虫標本を見たのは、本当に久しぶり。
最近は昆虫標本を、あまり見なくなりましたね。正直、少しかわいそうな気もします。
でも分類したり、研究したりするためには、やはり標本は必要なのでしょう。
トンボ以外に、蝶の標本もありました。美しい蝶がたくさんいます。
トンボに関するクイズが、館内にあちこちにあって、
トンボについて楽しく学べます。
面白かったのは、地元の小学生が、地域の歴史について調べた成果を発表した冊子が、休憩コーナーにあったこと。
同じ遺跡や史跡を調べても、まとめ方や着眼点が違っていて、読んでいて楽しかったです。
淡水・汽水魚展示が中心のさかな館
世界中の淡水・汽水魚約約300種を飼育・展示しているのが、さかな館。
特に四万十川に生息する魚たちが中心です。
飼育や展示が中心のためか、標本中心のとんぼ館より、明るくて居心地が良かったです。建物も新しいのかな?
ここ中村は、四万十川の下流に位置しているため、まず四万十川の河口で見られる魚たちが展示されていました。上はスズキ。
ボラもいました。
「日本三大怪魚」と言われるアカメも、河口の魚。
暗い場所だと、目が赤く光ります。
中流域になると
コイやゲンゴロウブナ
オオウナギの「ヌル」など、大きな魚が増えてきます。
そして上流の魚たち
昨日の足摺海洋館同様、施設の立地する場所の生態系を徹底的に再現しようとする試みかな。
後半のコーナーでは、四万十川以外の、日本や世界の淡水魚が展示されていました。
やっぱり大きい、ビワコオオナマズ。
でもアマゾン川流域に生息する、世界最大級の淡水魚・ピラルクに比べると、可愛いもの。さかな館のピラルクは、全長1.5mというから、びっくりです。
昔は「熱帯魚」といえばこれだった、エンゼルフィッシュ。懐かしいな。
「熱帯魚の王様」と言われるディスカス。
チョウザメ
オセアニアのレインボーフィッシュなど美しい魚や珍しい魚がいっぱい!
展示の最後には、来年(2025年)の干支・蛇にちなみ、
「レインボースネークヘッド」の展示もありました。
冬枯れのトンボ自然公園
あきついおの見学を終え、気分転換も兼ねて、外のトンボ自然公園を歩いてみました。
外から見たあきついお。高床式住宅みたいです。
人工的に池を造り、トンボが棲息する環境を作っています。たださすがに冬なので、越冬するトンボもまれにいるそうですが、私たちはトンボの姿を見ることはできませんでした。
広大な公園の所々で、春を迎える作業をされているスタッフの姿を見かけました。
かなり施設の整備や維持にお金もかかっているようで、少額ながら、夫は寄付をしていました。これからもこの場所で、たくさんのトンボが見られたらいいですね。








コメントを残す