高知県四万十市 四万十川遊覧船体験記 舟母浪漫の白い帆掛け船は、清流四万十川によく似合う

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特急しまんと1号で四万十川へ!

2021年5月、清流で名高い、高知県の四万十川(しまんとがわ)を訪れました。

昔、『土佐四万十川ー清流と魚と人とー』というNHK特集(1983年放映)を見て四万十川の清流に憧れ、夫はすぐその後に四万十川を訪れたものの、私は行く機会が今までなかったので、今回はとても楽しみにしていました。

四万十川では遊覧船に乗り、タクシーで沈下橋を巡るというスケジュール。

高知県はかなり広いので、普段交通費を節約する私たちも、今回はJR特急を利用してまず高知駅から中村駅を目指します。

利用するのは「特急しまんと1号」。JR特急なのに僅か2両編成で、1両目前半分が指定席。残りが自由席というとてもコンパクトな列車だったので驚きました。でも乗り心地は快適で、車窓の風景も素晴らしく

高知県の清流として、四万十川と並ぶ人気を誇る仁淀川の流れも、とても美しいものでした。仁淀川は、今月から始まったNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』でも登場しましたね(少年時代の万太郎が、先生や元士族の友人と1泊キャンプしてた)。

また、ドラマの主人公となった牧野富太郎博士は若いころ自由民権運動に熱中し、仁淀川河川敷の演説会でもよく熱弁をふるっていたのだとか。この頃は牧野博士のことも全然知らず、ただ絶景に感動していました。

列車はやがて海沿いを走ります。太平洋です!

海の景色はとても素晴らしいのですが

所々に、津波避難タワーでしょうか、高い建物があり、自然災害の厳しさも知ることができました。

最初の目的地・四万十市(旧・中村市)の中村駅に到着。途中の窪川駅(四万十町)を起点とする第三セクター・土佐くろしお鉄道の「四万十くろしおライン中村線」の終着駅です。

清流四万十川を舟母船でゆったり遊覧

私たちが今回お世話になったのは、舟母浪漫(せんばろうまん)。

船着き場まではタクシーを利用したので、15分ほどで到着しました。料金は1人2,500円。

上の写真のような黄色いライフジャケットと、日よけの笠を借りていよいよ出航! 船は四万十川中流を進みます。

この船は舟母(せんば)といい、古くから四万十川の交通手段、生活物資を運ぶ輸送手段として地元住民から親しまれていた帆掛け船。最初は帆を揚げず、エンジンで進みます。川岸に白い花が咲いていました。

いかにも天然の川という風景。

四万十川では、このような筒でウナギを獲ります(ころばし漁)。

川海老(手長エビ)も、四万十川の名物として有名なのだとか。

途中で帆を揚げてくれて、

河原で一休み。しばしの散策を楽しみました。

沈下橋巡りもしてほしいなと思ったのですが、この帆柱の高さでは、沈下橋をくぐるのは無理ですね。

山の緑と、川と、青空が美しい!

どこを見ても、自然がふんだんにありました。

軽妙な方言で、四万十川の自然や歴史をガイドしてくれる男性と

黙々と櫓を操る女性(ご夫婦かな?) 希望すれば櫓漕ぎ体験もできました(私たちは遠慮しました)。

乗船時間は大体45分ほど。初夏のさわやかな風の中、のんびり風を受けて進む船の旅は、とても癒されるものでした。

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