松江神社の祭神・松平直政は大坂の陣で大活躍していた
2025年5月3日(土)、1泊2日で島根県に行ってきました。城下町松江のシンボル・国宝松江城を見学した後は、
天守閣に行く途中に見つけて気になっていた

二の丸跡に建つ神社に行ってみることにしました。
この神社は松江神社という明治に創建された神社。明治になると、各地で旧藩主を祀る神社が創建されるようになりますが(金沢の尾山神社や米沢の上杉神社、上田の真田神社など)、この神社も旧松江藩有志によって、最初は松江松平家初代藩主の松平直政を祀る神社として創建されました。

私は松江の歴史に疎く、松江のお殿様と言えば松江城を築城した堀尾吉晴(城山公園の入口に立っている下の銅像)と

松江中興の大名茶人として有名な「松平不昧(ふまい)公」こと松平治郷(はるさと)しか知らなかったのですが、調べてみると、松江松平家初代の松平直政も、なかなか面白い人でした。祖父は徳川家康、父は家康の次男(秀吉の人質となり、後に結城家に養子に入る)結城秀康。そして兄は、大坂夏の陣で真田信繁(幸村)を討ち取った部下を持つ松平忠直でした。
彼自身も14歳で大坂冬の陣・真田丸の戦いで奮戦し、真田信繁から軍扇を投げ渡されたのだとか。今回見る機会はなかったけれど、島根県庁の南側に、松平直政の騎馬像があるそうです。そして軍扇は松江神社に所蔵され、昔は松江城に展示されていたようなのですが、現在は松江歴史館で複製が展示されています。

今回松江歴史館は、前を通っただけ。次回松江に行くときは、忘れず見てみようと思います(松平直政の騎馬像や宍道湖の夕日も)。
松江神社と福徳稲荷神社
現在の松江神社は松平直政に加え、「不昧公」松平治郷や堀尾吉晴、そして東照宮(徳川家康)も合祀されていて、なかなか賑やか。
武将が祀られているので、家業繁栄や勝負運のご利益もあるし、大手門近くにある、ぷらっと松江観光案内所で買えるハート形の絵馬に願い事を書いて奉納すれば、縁結びの願いも叶うとか。松江に降る雨は「縁雫 (えにしずく)」といって、ご縁を運ぶ恵みの雨とされているのです。実はこの時間から雨が降りだしたのですが、恵みの雨と考えたらよかったのかな?
私は絵馬より御朱印を頂こうと、社務所に並びました。すると、「松江神社と福徳稲荷神社 合わせて600円です」という案内。セット販売ではないだろうけれど、お稲荷さんの名前がとてもご利益のありそうな、いい名前なので、その時並んでいたほとんどの人が両方購入。私も釣られて、両方購入。

こちらが松江神社の御朱印。葵の御紋は、松平家や東照宮ゆかりですね。
そして今回、参拝せずに(松江神社の右奥に社殿があるそうです)御朱印だけ貰ってしまった

福徳稲荷神社の御朱印(書置き)。よく見ると、右の口を開けた(阿形)の狐は、可愛い子狐を抱いています。可愛いし、珍しいデザインですね。御朱印に免じて、どうか運を授けてくれますように。
コメントを残す