『豊臣兄弟!』ゆかりの中村を歩く1  豊臣兄弟の生誕地に建つ?豊國神社  

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全国にある「豊国神社」

2025年1月13日(月)、来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公、豊臣秀吉と秀長兄弟ゆかりの地を訪ねて、名古屋に行く機会がありました。

名古屋市というよりも、尾張国中村と呼ぶ方がぴったりくるかもしれません。現在の名古屋市中村区が豊臣秀吉の生誕地と言われており、そこに秀吉を祀る豊國(とよくに)神社があると知り、行ってみることにしたのです。

豊国神社(ずっと「ほうこく」神社だと思っていました)は、京都にもあるのですが(秀吉が祭神)

京都刀剣御朱印めぐり1 豊国神社

2019年11月9日

全国にもあるのですね。名古屋の神社は、「國」が旧字体でした。

中村出身の二大スターは豊臣秀吉と加藤清正

豊國神社の最寄り駅は、地下鉄東山線の中村公園駅。

中村公園駅3番出口から、徒歩10分ほどです。地上に出ると、すぐにこの鳥居が目に入りました。

1921(大正10)年、中村が名古屋市に編入されたのを記念して、住民たちの寄付で建てられた、当時世界一の大鳥居。京都平安神宮の大鳥居よりも、こちらの方が高いとか。

神社に続く参道には、加藤清正の解説板も。加藤清正も中村出身で、豊臣秀吉と並んで大人気みたい。来年の大河主役の豊臣秀長の解説板は、(この時は)見当たりませんでした。

この鳥居の前を横断する道は、「清正公通」だそうです。やっぱり加藤清正は、中村出身の大スターですね。

豊國神社に参拝 またまた見落とした大切なもの

神社の本殿に向かう参道を歩いていると

何やらモニュメントを見つけました。

その名も「日吉丸となかまたち」。中央で立っている少年が日吉丸(秀吉の少年時代)でしょうが、秀長はどこ? 清正ですら、その他大勢なんですね。

本殿に行く途中に見かけたのは、この神社で秀吉の正室・おね(北政所)を祀ることになったという案内。やっぱりここにも、秀長のことは何もありません。

こちらが神社。

祭神・豊臣秀吉の肖像も。

「夢」の文字も、秀吉らしくていいですね。

絵馬が千成ひょうたん。ところでこの説明版にもよく見たら書かれていたのですが、実はこの神社の拝殿東側に、「豊臣秀吉公生誕地」という石碑があったのです。

また見落としてしまった! ちゃんと案内板や地図を見ないとだめですね。

実はよくわからない出生地

実は秀吉の生誕地については、この神社の他、中村公園東隣の常泉寺も候補地となっています。

またそもそも中村ではなく、1585(天正13)年、秀吉が関白に任官する直後に書かれた『関白任官記』には、尾張国「飛保村雲(村久野)」(葉栗郡=現江南市)で生誕との記述があるらしい。

豊国神社と常泉寺なら、違うと言っても徒歩2分の僅差ですが(誤差の範囲内?)、村久野だとかなり北。尾張国には違いないのですが、信長の清須城からも遠いかも。

今までずっと中村と信じてたけれど、もしかしたら、常識が変わるかもしれませんね。

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