京都刀剣御朱印めぐり1 豊国神社

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きっかけはテレビ番組

数年前から『刀剣乱舞』というゲームの人気ぶりや、「刀剣女子」という存在も知っていたのですが、ゲームもやらないし、特に興味もありませんでした。

しかし先日、BS朝日で『京都ぶらり歴史探訪 刀剣 秘められた真実』という番組を見て、「京都刀剣御朱印めぐり」なるものの存在を知ったのです。

今年の9月から、御朱印帳を購入して御朱印を集め始めたので、この御朱印は面白そう。

夫も日本刀に興味を持ち、2019年11月3日(日)の午後、京都コンサートホールへ行く用事があるのを幸い、午前中に刀剣ゆかりの神社を訪ねることになりました。

藤森神社は断念

京都刀剣御朱印めぐりとは、ゲーム『刀剣乱舞』に登場する主要な刀剣ゆかりの4つの神社(藤森神社、豊国神社、粟田神社、建勲神社)で、特別な御朱印を頂くというもの。

効率的な巡り方や所要時間も、ネットで探すことができました。

今回参考にさせていただいたのは、「京都刀剣御朱印のおすすめコースは?効率的に回る順番と所要時間」というサイト。

うまくいけば4時間50分で全部回ることができる!と喜んでいましたが、運悪く、10月22日に藤森神社の御朱印が終了したという情報を、ネットで知りました。

残念ですが藤森神社は今回諦め(場所も少し離れていて、JR奈良線の本数も15分に1本と少ないようでした)、他の3つの神社を巡ることに。

とはいっても、御朱印を頂けるのは9:00から。そして私たちは、14:00過ぎには、京都コンサートホールに行かねばなりません。

とりあえず、京阪七条近くの豊国神社からスタートです。

ここは特急が停まる京阪七条から、徒歩10分という便利な場所にあるので行きやすい。

大和大路通を歩くと、京都国立博物館の正門も見ることができます。明治期の立派な門です。

ロダンの名作「考える人」を、遠くに見ることもできますよ。

豊国神社とは

正しくは「とよくに神社」ですが、私はずっと「ほうこく神社」だと思っていました。

京都国立博物館に隣接する、立派な神社です。

祭神は、豊臣秀吉。

死後神となることを望んだ秀吉も、大坂夏の陣で豊臣家が滅亡の後、江戸幕府によって神号をはく奪されてしまいました。

しかし明治になると、「天下を統一しながら幕府を開かなかった尊皇の功臣」「国威を海外まで発揚した(朝鮮出兵のこと)」として、明治天皇により神社が再興され、今に至っています。

とても広い、立派な敷地は、方広寺の大仏殿跡地。

そういえば、隣接して方広寺(大坂冬の陣の原因となった「国家安康の鐘」で有名)があるのです。

まず目につくのが、立派な唐門!

この門は、元々秀吉が晩年暮らした伏見城の門だったのを、徳川家康が二条城が移築。

更に1627年、家康の知恵袋として有名な「黒衣の宰相」以心崇伝(金地院崇伝とも呼ばれ、「武家諸法度」を起草した南禅寺の僧侶)が、自分の住む南禅寺の塔頭(たっちゅう 大寺院の境内にある小寺)金地院(こんちいん)に譲り受けたのです。

豊国神社再興に際し、南禅寺の金地院からこの門が譲られたのだとか。

唐門の内側には、今日は入れないようですが、正月三ヶ日に限り、この門をくぐって本殿の前で柏手を打つことができるそうです。

もちろん、豊臣秀吉の像もありました。

また、宝物館(1人300円)には、豊国神社祭礼図屏風など、貴重な文化財が展示されていますが、夫が見たかった名刀・骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)は、パネル展示と解説のみでした。

どこで見ることができるのかな? 京都国立博物館で見られるかな?

豊国神社の御朱印

豊国神社の社務所には、9時前からすでに、若い女性たちがちらほら。

皆、刀剣女子なのかな?

社務所は色とりどりのお守りやおみくじ、お札などがあり、とても華やか。

骨喰藤四郎の御朱印帖も売られていました。美しいですね。

まず頂いたのが、豊国神社の御朱印(300円)。

達筆すぎて、何を書いているのか読めません。

御朱印と共に頂いた「はさみ紙」に、御朱印についての詳しい解説がありました。

それによると右側は「寿比南山」、左側は「福如東海」らしいです。左側は納得いったのですが、右側一番下が「山」に読めない。

中央は「関白」です。秀吉らしくヒョウタンもデザインされ、出世開運にご利益ありそう!

この御朱印は、豊国神社に伝わる関白印の銘からデザインされている、おめでたい文字なのでした。

続いて、骨喰藤四郎の御朱印(500円)。

紫の文字が、気品あります。

骨喰藤四郎についての解説文も頂きました。

調べると、大坂城の濠から無傷で回収され、徳川家に所蔵された骨喰藤四郎は明暦の大火で焼けてしまい、焼き直されたものなのだとか。

権力者が愛した刀は、波乱万丈の運命をたどるということですね。

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