オテル・ド・マロニエ下呂温泉から飛騨高山へ
2025年7月5日(土)、3年ぶりに1泊2日のバスツアーに参加しました。クラブツーリズム主催の
『飛騨牛付きの夕食!下呂温泉たっぷり約17時間滞在 2日間』【天王寺・なんばパークス・梅田・新大阪 出発】<ゆったり旅/こだわりバスの旅>
というバスツアーで、料金は2人で69,800円。会員制リゾートホテルオテル・ド・マロニエ下呂温泉に宿泊し
2日目最初の目的地である、飛騨高山へ。
ホテルからの細くて傾斜のきつい急カーブの下り坂をホテルの専用バスで走り、途中の駐車場で私たちの近鉄バスに乗り換えて、1時間ほどの距離でした。飛騨高山到着は9:10。これから90分間の自由散策です。
予想以上に見どころが多かった高山市政記念館
私たちは2018年2月に飛騨高山を訪れたことがあり、その時に高山陣屋も訪れていたので
今回は宮川朝市を見て、食べ歩きにも挑戦したいなと思っていました。でも具体的な店や観光スポットは何も考えておらず、全くのノープランでバスを降りました。

偶然、駐車場近くにある「高山市政記念館」の素敵な外観を見て、最初の見学地に決定。
まだ9時過ぎなので、ほとんど人がいません。看板にある通り、元は高山町役場(1895年~1936年)そして高山市役所(1936年~1968年)として利用され、

その後は1986年まで、公民館として利用されていた建物。建物は、総檜造りです。

高山市は、日本一大きな市(面積で)だそうです。知らなかったな。

古い役所の看板や

役所で記されていた日誌類などの行政資料もありました。

1936(昭和11)年に市制が施行された時、当時の新聞社が制作したお祝いのビラも。

でも展示品の中で一番感動したのは、昔の学校で使われていたという石板(初めて見た)。ちゃんと字も書けるのですが、それ以上に驚いたのはその重さ! こんな重い石板で、赤毛のアンはギルバートの頭を殴ったの? 傷害致死罪に問われても、文句は言えないのではないかと心配しましたが、カナダの学校で使われていた石板は、もう少し薄くて軽いそう(詳しくはこちら)。
建築物としても見どころが多い
2階は役場ではなく、議場だった場所。その天井の美しさには感動しました。またこの建物は、高山で最初にガラス窓が採用された建物とのこと。

格天井(ごうてんじょう)と呼ばれる、角材を格子に組み、上に板を張った天井です。この建物では、中央部分を一段高くした「折上(おりあげ)格天井」の技法が採用されていました。格の高い建物で使われるスタイルなので、建築費は予算をオーバーしましたが、超過分は自費で出すと町長が言った(立派!)ため、今の姿になったとか。


議場の雰囲気が残る一画。

2階はとにかく建築が興味深く、床下の木材(まさかりで表面を削っていた)や

屋根裏の構造など、普段見ることができない場所を見ることができ、解説もあってとても面白かったです。
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