日本の道百選にも選ばれた諏訪町本通り
2025年8月4日(月)12:47に越中八尾(やつお)駅に到着し、炎天下の中、徒歩で町の中心部を目指した私たちは、老舗の蕎麦屋さんで昼食を頂き、
暑さにも負けず、再び街歩きを開始しました。

実は私たちが昼食をとった「手打そば高野」の前の道をもっと進んでいけば、よくTVなどで、「おわら風の盆」を鑑賞する場所として紹介されている「おたや階段」があったのでした。
毎度のことながら、予習不足でまた見落としです。ちなみに「おたや」とは「御旅籠屋」のことで、昔はこの辺りに宿が多く、花街としてにぎわった名残で、踊りも華やかで艶っぽいのだとか。生で見てみたいな。

「おたや階段」は見逃したものの、夫がとても見たかった、石畳の道は見ることができました。
正式には「諏訪町(すわまち)本通り」。

「日本の道100選」にも選ばれた

石畳と坂の道です。

「おわら風の盆」が開催される八尾町の「旧町」と呼ばれる地区は、山の傾斜に石を積み上げた上に細長くできた坂の町なんですね。

石畳も美しいのですが、両側の家々のたたずまいも美しい。

格子戸の家々が

思い思いに玄関を飾っています。

見ているだけで、とても楽しい。

東新町公民館です。この地区の少女だけが早乙女衣装で踊るので、「おわら早乙女姿の里発祥の地」という標識がありました。
この地区は、「旧町」の中で最も高台にあり

近くには、蚕を祀る若宮八幡社(養蚕宮)も。八尾の町は、養蚕で栄えていた町でした。
越中八尾ならではの商店も
「おわら風の盆」が来月に控えていることもあって

このような掲示物を見つけました。皆さん練習されているのですね。

今回私が行きたいなと思っていたカフェは、定休日だったようで涙を呑みましたが

八尾町ならではの店が、あちこちにありました。「あみ笠あります」の貼り紙に誘われて、思わず入ったこの店には

傘と一緒に、確かに編み笠が売られていたし(なかなかこんな店はない)

草履の品ぞろえもすごい! 「おわら風の盆」では、町流しで一晩中踊り続けるらしいので、足に合う草履を選ぶのは大切なことですね。夏祭りや花火大会で気合入れて浴衣を着たのに、履き慣れない草履で足が血まみれ!になったという話も聞きます。

この他にも、「おわら風の盆」の踊り手を看板に描いた店や

「刀剣鞘製作」の文字を看板に残しているクリーニング屋?

昔ながらの旅館や

八尾の地ビールも売られていました。

こちらは歴史ある酒蔵「福鶴酒造株式会社」。古い町並みに調和する伝統的な建物です。時間があったら、中ものぞいてみたかったな。
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