カオラウを求めて、名店カオラウ・バーレーへ
2025年8月26日(火)の午後、私たちはホテルロイヤルホイアンギャラリーから、徒歩でホイアン旧市街にある来遠橋(別名日本橋)まで歩き、
橋を渡って旧市街のメインストリート・チャンフー通りを散策。外から見ているだけではつまらないので、1人120,000ドンの入場券を購入し、福建省出身者が集う福建会館や、中国から移住した貿易商フーンフンの家、その隣にある日本文化展示の家を見学しました。
旧市街見学の後は、夕食です。『地球の歩き方ベトナム』で紹介されていた、「ホイアン四大名物」を制覇したい私たちは、昨夜その内の2つ(揚げワンタンとホワイトローズ)を堪能。
今夜は麺料理の「カオラウ」を食べてみることにしました。『地球の歩き方』には、老舗のカオラウ専門店が1軒だけ紹介されており(ネットで検索すれば、もっと出てくると思います)、それが「カオラウ・バーレー」。
ホテルからは、徒歩20分弱でした。
町のランタンに、そろそろ灯がともる頃。
目指す店は、裏路地にあったのですが
店の前には美しいランタンがたくさん灯っていて、とてもホイアンらしい光景でした。
伊勢うどんがルーツとの説もある麺料理
テーブルに座ってメニューを見ると
日本語はないのですが、英語と写真があるのでよくわかります。カオラウだけの店かと思っていたら、他のメニューもあるし、フォーもちゃんとありました。でも断然、カオラウが安いのでこちらを注文(40,000ドン)。
どちらも米粉からできた麺ですが、フォーは切り麺なので平麺で、汁もあります。一方カオラウは、麺を製造するときに灰水が米粉に足されるため、麺の色は茶色っぽく、汁なし麺(タレを混ぜる)です。チャーシューやたっぷりの野菜がトッピングされていて、栄養のバランスもよさそう。
ところで一つ気になったのが、「カオラウは伊勢うどんがルーツ」という説です。実はホイアンが朱印船貿易で栄えていた頃、ここにできた日本人町の頭領が、松阪生れの貿易商・角屋七郎兵衛。伊勢松阪とホイアンの関係が深いため、この説が出たのもわかる気がします。ただ問題は、私が腰の弱いうどんが少々苦手なこと。腰が強い方がいいのです。恐る恐る食べてみたら、心配したほど柔らかくなく、いい感じ! タレも美味しい!
キッコーマン醤油があるのが、現在の日本とのつながりを表現しているかな?
お好みで、ライムやエシャロットの酢漬けも。
カオラウの他に、空心菜の炒め物(70,000ドン)や
私はビアラルー(25,000ドン)
夫はココナッツジュース(40,000ドン)も頼んで、合計215,000ドン。値段も味もボリュームも、大満足。
店内の壁に貼ってあるたくさんの写真が、この店の人気を物語っていて、なかなか圧巻でした。









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