8:54上本町発松阪行き快速急行で大当たり
2026年4月2日(木)、奈良県宇陀市にある有名な「又兵衛桜」を見に行きました。別名「本郷の瀧桜」とも呼ばれる、樹齢300年の枝垂れ桜で、昔のNHK大河ドラマ『葵 徳川三代』のオープニング映像で使用されたのだとか。
昔々、花見の時期のバスツアーで訪れる予定だったのですが、当日突然目的地が変更され(多分、花が散ってしまっていたのでしょう)、名前は知っているけれど、幻に終わった桜の名所として印象に残っていました。今回思い立って、行ってみることにしたのです。
自家用車の無い私たち夫婦が又兵衛桜に行くためには、まず、近鉄大阪線の榛原(はいばら)駅に行き、そこから奈良交通バス「大宇陀」行きで20分ほど乗車し、そこから更に20分ほど歩きます。家を少し早めに出て、近鉄大阪線の始発・大阪上本町駅を8:54に出発する松阪行きの快速急行に乗りました。始発駅と言うこともあり、無事に2人とも座れてホッと一息。ぼーっと車内アナウンスを聞いていると、
「この列車の先頭車両は、鮮魚専用車両の為、一般のお客様はご乗車になれませんのでご注意ください」(だったかな?)というアナウンスが流れてきたのでびっくり!
そういえば昔々、近鉄には伊勢湾の新鮮な海産物を運ぶ「鮮魚列車」なるものがあると聞いたことがあるのですが、実際に見たことはありません。今日たまたま乗ったこの列車に連結されているのなら、千載一遇のチャンスです! 何とかして写真を撮れないかなと思いながら、電車に揺られていました。
初めて見た「伊勢志摩お魚図鑑」
ありがたいことに、この列車は大和八木駅(奈良県樫原市)で特急「ひのとり」と接続するため、7分ほど停車時間があったのです。鮮魚専用車両の写真を撮るなら、今がチャンス!
長い大和八木駅のホームを急いで歩き、やっと専用車両を見つけました。
「鮮魚専用車両」というから、JRの貨物列車のような愛想の無い(失礼!)車両をイメージしていたのですが
とても可愛い、子供が(そして大人も)喜びそうなラッピング車両だったのです。親切なことに、魚の名前もカタカナで書かれています。間違えて乗ろうとする人がいても、不思議ではないなと思いました。
これが、「伊勢志摩お魚図鑑」と呼ばれる、鮮魚運搬専用車両。
後で知ったのですが、昔はJRや日本各地の私鉄で、行商人専用の列車が走っており、近鉄も「鮮魚列車」を運行していました。しかし行商人が減り、2014年からは近鉄の「鮮魚列車」が日本で唯一の行商専用列車になり、2020年にはその「鮮魚列車」も廃止。その後継として、この1両の車両で鮮魚を運搬しているのですね。
恐る恐る、ドアに近づいてみました。
一見普通のロングシートの車両ですが、通路に青い発泡スチロール?の箱が置かれていて、伊勢湾の魚を運んだ帰りのようです。開かない扉もあるし、開いている扉にもベルトパーティションが張られて、一般乗客が入れないようにしています。鮮魚を運ぶ関係者(行商人)は乗れるそうですが、乗っていたのかな? こんな列車があると事前にわかっていたら、大阪上本町駅で、荷物の積み下ろし作業などを見てみたかったなと思いました。ともあれ、珍しい車両を見ることができて、とてもラッキー。この調子で、今日一日もラッキーなことが続きますように。




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