必要な衣類は冬物? 春物?
今回の旅行で難しかったのが、どんな服装で旅行に行けばいいかということでした。
今年の関西は、4月末から一日の寒暖差がとても大きくなりました。
朝方は冷え込むのですが、日中になるととても暑くなり、半袖でもいいくらい。
フランス旅行へ出発する5月2日(火)も日中は24℃。
急いで職場から戻ってきたので、汗までかいてしまいました。
でもネットの天気予報で見たフランスの天気は、最高気温でも17℃、最低気温は8℃くらいで、3月から4月上旬といったところ。
季節は日本より1カ月以上遅いようです。
これで雨でも降ったら、もっと寒く感じるかもしれません。
でもやっぱり完全冬服は嫌だし、どこか春らしい部分も残したいもの。
そこで念のため「貼るカイロ」をスーツケースだけでなく手荷物にも少し用意し、下着や上着で温度調整することにしました。
ストールも持っていきましたが、これはとても重宝しました。
フランスはやっぱり寒かった
フランスに到着してみると、あいにく天気があまりよくありません。
雨が1日中降っているというわけではなく、1日のうちで、晴れたり曇ったり、そして雨が降ったりと、目まぐるしく天気が変わります。
TGVの車窓から見ていると、建物がないために空がとても広く見えます。
そして雲も手の届きそうなほど近く感じられ、フランスにいるためか、まるで美術館にある風景画に描かれた雲のようにも見えました。
気温も微妙で、日差しがあれば十分に暖かいのですが、少し日が隠れたりすると、風が何となく肌寒く、日本を出た時の服装では物足りなく感じました。
街を行き交う人々の服装をよく見てみると、たまに半袖の人も見るけれど、ほとんどが冬とあまり変わらないような服装でした。
多いのが軽めのダウンジャケットやスプリングコートで、マフラーの人もよく見ました。
全体的に黒っぽい服装が多いようです。
でも日差しが強いと気温もぐんぐん上がるため、途端に半袖やノースリーブ姿の人が増えていました。
これは旅行中一番いい天気だった、リヨンでの遊覧船の様子です。
こういう状況は、残念ながら今回の旅行ではそんなにありませんでした。
日本の場合、春めいてくるとパステルカラーの服装を見る機会も増えますが、フランスではパステルカラーを着ている人は、なぜかあまり見ませんでした。
私達くらいだったかな?
肌寒くてもサマータイム
こんな具合に、気温や服装はまだまだ春になり切れていないのに、時間の方はもうすっかりサマータイムになっていました。
サマータイムの実施期間は、毎年3月の最終日曜日~10月の最終日曜日と決まっているようです。
そのため日本との時差は、7時間フランスの方が遅いという状況。
まだ5月に入って間もないというのに、日が暮れるのは夜の8時ごろです。
夏至の前後には、一体何時に暗くなるのでしょうか。
困るのは、ついつい私達も夜に出歩いてしまい、日が暮れた後ホテルに帰るのですが、その時がやはり寒いこと。
最初の夜は、暑い日本からフランスに来たばかりだったので、特に寒く感じました。
貼るカイロをもう少し、手荷物の中に忍ばせておいたらよかったと思いました。
パリは今日も雨だった
ここ数年、パリではあまり天候に恵まれていません。
雪か雨の場合が多いです。
今回も、曇りのち雨でした。
これはノートルダム大聖堂入場待ちの観光客の行列です。
パリのお洒落な街並みは、雨の日でも十分絵になるし、どうしても雨の中を歩くのが嫌なら、屋内で過ごす方法もいくらでもあります。
でも、セーヌ川のほとりにあるアラブ文化研究所という建物の最上階で、パリの景色を眺めながらゆっくりカフェでお茶しよう!という家族の計画は、もろくも崩れてしまいました。
天気が悪いため、カフェが営業していないのです。
研究所が開館してすぐにカフェに行ったので、まだ準備中だったのかもしれません。
街歩きをしばらくしてから立ち寄ったヴォージュ広場のカフェ・ユゴーでは、テラスに座って、ちょっとレトロな暖房器具の温風でぬくぬくティータイム。
よく見るとこの暖房は、白熱灯とセットのような感じがします。
とても電気代高そうだけど、フランスは原発がたくさんあるから、電気代は安いのかな?
でもまさか、5月になって、暖房のお世話になるとは。
ネットで日本のGWが絶好の行楽日和だったと知り、少しパリにも分けてほしいと思った私達でした。
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