フランス 5月の気候と服装(2017年)

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必要な衣類は冬物? 春物?

今回の旅行で難しかったのが、どんな服装で旅行に行けばいいかということでした。

今年の関西は、4月末から一日の寒暖差がとても大きくなりました。

朝方は冷え込むのですが、日中になるととても暑くなり、半袖でもいいくらい。

フランス旅行へ出発する5月2日(火)も日中は24℃。

急いで職場から戻ってきたので、汗までかいてしまいました。

でもネットの天気予報で見たフランスの天気は、最高気温でも17℃、最低気温は8℃くらいで、3月から4月上旬といったところ。

季節は日本より1カ月以上遅いようです。

これで雨でも降ったら、もっと寒く感じるかもしれません。

でもやっぱり完全冬服は嫌だし、どこか春らしい部分も残したいもの。

そこで念のため「貼るカイロ」をスーツケースだけでなく手荷物にも少し用意し、下着や上着で温度調整することにしました。

 ストールも持っていきましたが、これはとても重宝しました。

フランスはやっぱり寒かった

フランスに到着してみると、あいにく天気があまりよくありません。

雨が1日中降っているというわけではなく、1日のうちで、晴れたり曇ったり、そして雨が降ったりと、目まぐるしく天気が変わります。

TGVの車窓から見ていると、建物がないために空がとても広く見えます。

そして雲も手の届きそうなほど近く感じられ、フランスにいるためか、まるで美術館にある風景画に描かれた雲のようにも見えました。

気温も微妙で、日差しがあれば十分に暖かいのですが、少し日が隠れたりすると、風が何となく肌寒く、日本を出た時の服装では物足りなく感じました。

街を行き交う人々の服装をよく見てみると、たまに半袖の人も見るけれど、ほとんどが冬とあまり変わらないような服装でした。

多いのが軽めのダウンジャケットやスプリングコートで、マフラーの人もよく見ました

全体的に黒っぽい服装が多いようです。

でも日差しが強いと気温もぐんぐん上がるため、途端に半袖やノースリーブ姿の人が増えていました。

これは旅行中一番いい天気だった、リヨンでの遊覧船の様子です。

こういう状況は、残念ながら今回の旅行ではそんなにありませんでした。

日本の場合、春めいてくるとパステルカラーの服装を見る機会も増えますが、フランスではパステルカラーを着ている人は、なぜかあまり見ませんでした。

私達くらいだったかな?

 肌寒くてもサマータイム

こんな具合に、気温や服装はまだまだ春になり切れていないのに、時間の方はもうすっかりサマータイムになっていました。

サマータイムの実施期間は、毎年3月の最終日曜日~10月の最終日曜日と決まっているようです。

そのため日本との時差は、7時間フランスの方が遅いという状況。

まだ5月に入って間もないというのに、日が暮れるのは夜の8時ごろです。

夏至の前後には、一体何時に暗くなるのでしょうか。

困るのは、ついつい私達も夜に出歩いてしまい、日が暮れた後ホテルに帰るのですが、その時がやはり寒いこと。

最初の夜は、暑い日本からフランスに来たばかりだったので、特に寒く感じました。

貼るカイロをもう少し、手荷物の中に忍ばせておいたらよかったと思いました。

 パリは今日も雨だった

ここ数年、パリではあまり天候に恵まれていません。

雪か雨の場合が多いです。

今回も、曇りのち雨でした。

これはノートルダム大聖堂入場待ちの観光客の行列です。

パリのお洒落な街並みは、雨の日でも十分絵になるし、どうしても雨の中を歩くのが嫌なら、屋内で過ごす方法もいくらでもあります。

でも、セーヌ川のほとりにあるアラブ文化研究所という建物の最上階で、パリの景色を眺めながらゆっくりカフェでお茶しよう!という家族の計画は、もろくも崩れてしまいました。

天気が悪いため、カフェが営業していないのです。

研究所が開館してすぐにカフェに行ったので、まだ準備中だったのかもしれません。

街歩きをしばらくしてから立ち寄ったヴォージュ広場のカフェ・ユゴーでは、テラスに座って、ちょっとレトロな暖房器具の温風でぬくぬくティータイム。

よく見るとこの暖房は、白熱灯とセットのような感じがします。

とても電気代高そうだけど、フランスは原発がたくさんあるから、電気代は安いのかな?

でもまさか、5月になって、暖房のお世話になるとは。

ネットで日本のGWが絶好の行楽日和だったと知り、少しパリにも分けてほしいと思った私達でした。

 

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