コルマール ベルやソフィーも歩いた街?

スポンサーリンク

ライン川の上流に位置するコルマールは、フランス最東端のアルザス地方に属し、ドイツとの国境にも近い街です。

かつては、現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部を中心に存在した神聖ローマ帝国(800年~1806年)の自由都市として繁栄しました。

コルマールを含むアルザス=ロレーヌ地方は、元々ドイツ語文化圏に属していました。

しかし時代の移り変わりの中でこの地域は、フランス領になったり、ドイツ領になったりと、複雑な歴史をたどります。

前回紹介した「自由の女神」を作った彫刻家のフルネームも、フレデリク・オーギュスト・バルトルディで、ドイツとフランスの文化が見事に融合されているなと感じました。

 ドイツ文化の名残 コロンバージュ(木組みの家)

コルマール旧市街は、ドイツ風の木組みの家(フランス語ではコロンバージュ)で有名です。

まるでグリム童話の世界に迷い込んだようで、とても可愛い街並みでした。

ちなみに、1階部分が狭くなっている家は、税金対策として1階を狭くし、2階以上を張り出しているようです。

「うなぎの寝床」の京町家と発想が同じだけど、少し不安定かな。

コルマールと第2次世界大戦

第2次世界大戦の末期(1945年1月~2月)、コルマール周辺で、連合国軍とドイツ軍との戦闘がありました。

コルマールを含むアルザス=ロレーヌ地方は、当時エルザス=ロートリンゲン地方と呼ばれ、ドイツ帝国領でした。

ライン川に架かる橋を守る重要拠点であり、ドイツ軍はコルマールに大規模な橋頭堡を築いていました。

激しい戦闘の末、連合国軍はドイツ軍を破って、ライン川を渡ることに成功。

このような戦闘が行われたにもかかわらず、コルマール旧市街は奇跡的に戦火を免れたため、中世からルネサンス期にかけての街並みが、よく保存されているのです。

 グーグルマップvs気ままな街歩き

コルマール旧市街では、見たい建物が3つありました。

「頭の家」「ブフィスタ邸」「旧税関」がその建物。

いずれも『地球の歩き方』に記載されている観光名所ですが、一体どこにあるのか、旧市街にある案内板を見ても、もう一つよく分からない。

こんな時に役に立つのが、グーグルマップ

フォートラベルグローバルWiFiを借りた甲斐がある、というものです。

ところが、目的地をフランス語で入力しなければならず、娘がやってくれるのですが、なかなか大変そうでした。

一方夫は、自分の感性を信じ(非常に危険!)、気ままに街歩きをして、偶然それらの建物に巡り会えたらラッキー!というタイプ。

効率と自由気ままさ、どちらを優先させるのか、難しいところです。

結局、グーグルマップのお告げに従って「頭の家」と「ブフィスタ邸」に行き、その後「旧税関」はグーグルマップなしで見つけようとチャレンジ。

111の小さな頭の彫刻で飾られた「頭の家」(1609年建築)は、ブルジョワの屋敷でした。

現在高級ホテルになっているそうです。

1537年に建てられた「ブフィスタ邸」も、ちょっとわかりにくかったけれど無事到着。

八角形の尖塔と出窓、そして壁に描かれた絵が印象的な貴族の館。

コルマールのシンボルとなっている建物で、ルネサンス建築の代表例です。

一方「旧税関」は最後までわからず、「この建物、面白い形してる。屋根もきれい。一体何の建物かな?」と何気なく写真を撮った建物が、探し求めていた「旧税関」だと、帰国後に判明しました(大間抜け)

『地球の歩き方』に「旧税関」の写真が載ってないと早めに気づき、ちゃんとネットで写真を確認して、外観を覚えておくべきだったかな。

ディズニーやスタジオジブリに影響を与えた街

さてこのコルマールですが、有名アニメの舞台として、世界的にも有名です。

まず、ディズニーの『美女と野獣』(1991年公開)

恋愛映画の傑作としても有名で、現在実写版も封切られ、話題になっている作品です。

この作品の主人公ベルが訪れる街が、コルマールととてもよく似ているようです。

そしてもう1つ、日本の誇るスタジオジブリ作品『ハウルの動く城』(2004年公開)

この作品でも、主人公ソフィーの住む街として、コルマールに似た木組みの家が並ぶ街が描かれているようです。

特に「ブフィスタ邸」は、映画の冒頭に登場するとか。

「ブフィスタ邸」を建築したのが帽子屋だったというのも、作品とのつながりを感じます。

両作品ともずいぶん昔に見たきりで、背景のことまで覚えておらず、全然実感のわかないまま、観光を終了してしまいました(もったいない)。

いつかまた、これらの作品をテレビで放映してくれないかな。

スポンサーリンク

無料メルマガ会員募集中!

昔の大河ドラマや歴史に関する映像作品、地味だけどきらりと光る歴史上の人物など、ブログよりもコアな内容でお送りします。新しい気づきと感動をお届けします。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です