リヨン近郊の「フランスで最も美しい村」に登録されたペルージュへ、鉄道で行く場合の最寄り駅がメキシミュー・ペルージュです。
ローカル線の駅は、列車時間に注意
ペルージュ散策を終えた私達は、リヨンへ戻るべく、大急ぎで駅まで歩いたのですが(徒歩で大体20分くらい)、朝10時台の列車はなく、11時台でないと列車は来ないということが、駅の時刻表で判明しました。
1時間に1本くらいは電車があると思っていたので、あまりの不便さ(もしくは、のんびりさ)にびっくり。
そんなに思いっきり田舎のようにも思えないのに、日本よりローカル度が強そうです。
リヨンから到着したときに、前もって帰りの時刻表を調べておくべきでした。
こんなことなら、もっとのんびりペルージュ見物すればよかったのですが、もう後の祭りです。
仕方ないので、最寄り駅メキシミュー・ペルージュ周辺を歩いてみました。
フランスの普通の田舎町メキシミュー 小さな駅前商店街
駅前から少し行くと、きれいな花園や小道があります。
さらに進むと、町の中心になり、教会や商店などが見えてきました。
べルージュのように美しくもなく、リヨンのように華やかでもない、ごく普通の、フランスの地方の小さな町です。
でも、あまり普段の観光では、こういう「フランスの普通の町」に行くことはありません。
いい機会なので、通りを少し歩いてみました。
できればお洒落なカフェで、電車が来るまでのんびりしたいなと思っていました。
でも、どこにも観光客向けの店は見当たりません。
美味しそうなパン屋はあったのですが、カフェスペースはありませんでした。
でもどのパン屋もおいしそうで、人々のパンへのこだわりを感じます。
レストランも探せばあるのかもしれませんが、見つかりませんでした。
寂れた町かというとそうでもなく、地元の住民相手の店は一通りそろっています。
シャッター通りどころか、閉店しているような店も見当たらなかったので、私の地元商店街よりも頑張っているような感じがしました。
小さな町の、堅実で身の丈に合った商店街という感じです。
駅前の大型スーパーマーケット
でも、駅前にはとても巨大なスーパーマーケットがありました。
駐車場完備で、街の中心部よりもはるかにたくさんの人が買い物をしていました。
しかもたくさんの人たちが、最低でも1週間分としか思えないほどの、大量の買い物をしていたのです。
どうやらフランス人は、家庭に大型冷蔵庫や涼しい地下室など、貯蔵できるスペースを持っているため、大量に買いだめをするのだとか。
品ぞろえも充実していて、食料品はもちろん、衣料品や日用品、化粧品など、一通りのものはそろいます。
車で買い物に来て、大量に買い込んだ商品をカートからそのまま車に乗せて帰る人たちで、店は大賑わい。
これだけたくさんの人たちが、この街にいるとも思えない。
きっと周辺の町や村から、もしかしたらペルージュからも、買い出しに来ているのでしょうか。
私達も、ここでお土産のビスケットや水などを購入しました。
フランスのスーパーでは、レジ袋は有料の場合がほとんどだと思います(注意してください)。
リュックサックに購入した商品を詰め込みながら、色々なことを考えました。
この町では、大型スーパーと地元商店街は、うまく共存しているのかな?
町の中心が、駐車場付きの大型スーパーになってしまって、駅周辺は寂れてしまわないかな?
車の免許を持たない人(私も持っていません)は、田舎ではどうやって、買い物に行くのかな?
メキシミュー・ペルージュ駅 対岸ホームへの渡り方
ぶらぶら駅周辺を散策したり、スーパーで買い物していたりしているうちに、電車の時刻が近づいてきました。
私達も、再び駅に戻ります。
リヨン行きのホームは対岸になりますが、なぜかどこを探しても、対岸へ渡る階段や踏切がありません。
どうしても、あのホームから、列車に乗らないといけない!
思い余った私達は、ホームから線路に降りて、線路を横断して対岸ホームによじ登りました。
一体どこに、ホームへのちゃんとした道があるのかと思って調べてみると、駅からかなり離れたところ(ペルージュや大型スーパーに行く方向)に、線路をくぐるトンネルがあったのでした。
そういえば、何か標識があったような記憶が、今頃よみがえってきました。
こんなの、初めての観光客にはわかりません!
でも皆さんは、十分注意してくださいね。
くれぐれも、線路内には立ち入らないように。
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