リヨンの展望台フルヴィエールの丘へ行こう!  

スポンサーリンク



リヨン市内のどこからでも見える小高い丘が、フルヴィエールの丘です。

昨日、リヨンの夜景を見に行った時も、丘の上の教会がきれいにライトアップされて、とても印象的でした。

リヨンは夜景も美しい! オテル・デューとベルクール広場

2017年6月6日

本格的なリヨン散策の第一歩として、まず選んだのが、フルヴィエールの丘です。

地下鉄とケーブルカーで丘の頂上へ

昨夜は徒歩でホテルから新市街まで歩きましたが、リヨンを本格的に散策する場合には、地下鉄が欠かせません。

私達も、午前中に地下鉄の回数券を調達(英語表示ですが、比較的簡単に購入できます)。

3人で回数券10枚を使う予定です。

地下鉄からそのままケーブルカーに乗り継ぎができて(回数券1枚で行けます)、丘の頂上まで楽々移動できました。

いい天気ということもあり、ケーブルカーはなかなかの混雑でしたが、窓からの景色を楽しみました。

ケーブルカーの勾配や走行距離を考えると、やはり徒歩で汗水流して上るよりも、ケーブルカーを利用していてよかったと改めて感じました。

下の写真は丘の上のケーブルカー駅入り口です。

ケーブルカーの駅から外へ出ると、美しい教会が迎えてくれます。

これがノートルダム・ド・フルヴィエール・バシリカ聖堂。

昨夜ライトアップされていた教会です。

ノートルダム(我らが貴婦人)とは聖母マリアにささげられた教会で、黄金の聖母マリア像が街を見下ろしていました。

リヨンの街並みを一望

教会の内部も気になるのですが、まずはお目当ての展望台へ直行です。

素晴らしい景色でした。

リヨンの街並みを、遠くまで見渡すことができます。

サン・ジャン聖堂など伝統的な街並みの旧市街、新市街の現代的でお洒落な街並み、ソーヌ川とローヌ川などが一望できて大感激。

晴れていてよかった!

ノートルダム・ド・フルヴィエール・バシリカ聖堂

この美しい聖堂は、献金により19世紀後期に建てられた新しい教会でした。

リヨンではこの頃社会主義勢力も強まっていたようですが、この教会は、社会主義勢力に対するキリスト教の勝利を象徴しているのだとか。

新しい教会ですが、リヨン歴史地区の一部として、ユネスコの世界遺産に認定されています。

青空に白い建物が映え、外壁の細かいレースのような装飾がとても印象的です。

最初に見たときは、お城のようにも思えたのですが、「勝利の象徴」という話を聞けばなんとなく納得。

内部もモザイクやステンドグラスなど、豪華絢爛な装飾が施されていました。

この教会は「上の教会」と「下の教会」の2つに分かれていると、後で知りました。

私達が見学したのは、「上の教会」です。

リヨン発祥の地 ローマ劇場

古代ローマ時代、フルヴィエールの丘一帯はルグドゥヌム(「神の丘」)と名づけられ、リヨン建設の始まりとなったそうです。

その古代ローマ時代をしのばせる遺跡・ローマ劇場も、丘の上にありました。

紀元前43年建造ですが、1万人を収容することができ、今でも夏の野外コンサートや演劇では使用されている、立派な現役の施設です。

こんな古代の素晴らしい遺産が今に活用されているのは、とても素晴らしいことだと思いました。

ちなみにこの劇場が作られたころの日本は、弥生時代です。

平日の金曜日だったので、高校生や小学生の生徒たちが、先生に連れられて、遺跡見学に訪れていました。

この劇場の敷地内には、ガロ・ローマ博物館も併設されていましたが、有料なのと、時間がないのとで、私達は見学をあきらめました(ちょっと残念)。

歩いて丘を下ってみる

登りはケーブルカーで楽々上ったこの丘ですが、下りは景色を楽しみながら、歩いて下りてみることにしました。

丘の途中には学校(高校?)があって、楽器を練習する音が聞こえてきたり、緑の丘の斜面でくつろいでいる人がいたりしました。

丘のふもとに建つサン・ジャン大聖堂の建物が、ゆっくりゆっくり近づいてきます。

子供たちの歓声が聞こえてくるので、丘のふもとの小学校が、授業を終えたのかもしれません。

丘を下ると、そこは石畳の道が続くリヨン旧市街です。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です