アヴィニョンでの昼食は、娘の希望で、ガイドブックにも載っている有名レストランで食べることにしました。
レストランの名前は「ラ・フルシェット」です。
サン・ベネゼ橋や法王庁宮殿にも近い
この店を選んだのは、場所がわかりやすいことです。
私達のVELTRAプライベートツアーの解散地点であるサン・ベネゼ橋(アヴィニョンの橋)からも近く、法王庁宮殿の南東、オペラ劇場の近く(裏側)にありました。

ガイドブックには「人気店なのでなるべく予約を」と書いてありましたが、幸運なことに、私達は予約なしで入店することができました。
冬のオフシーズンだったし、時間は13:30で少しランチタイムとしては遅く、ピークを過ぎていたからかもしれません。
地元の人たちにも人気のレストランなので、夕食の場合は、予約していくのがいいかも。
店名の「フルシェット」とは、フランス語でフォークという意味だそうです。
大きな窓があるため、店内は明るくて広々していました。

プロヴァンス料理とは
「フランス料理」というのはよく聞きますが、「プロヴァンス料理」というのは、聞いたことがありませんでした。
フランスの各地方の料理の中でも、イタリア料理や北アフリカ料理の影響を強く受けているそうです。
プロヴァンスでは夏の暑い日差し、乾燥した気候、冬の強いミストラル(北風)、石灰岩の台地にまばらな草地という環境のため、粗食に耐えて強健なヒツジやヤギが、主な家畜でした。
レ・ボー・ド・プロヴァンスの村で羊飼いを見ましたが、プロヴァンスに羊飼いが多いのには、ちゃんと理由があったのでした。
食材では特にラム(仔羊肉)が有名とのことでした。
羊のモツ煮込み
多分フランス料理は日本人には量が多いのではないか、という娘の意見で、またまた4人客だけど3品の注文になりました。
肉料理にしたので、赤ワインを注文です。

まずはガイドブックにも紹介されていた、「ピエ・エ・パケ(羊のモツ煮込み)」を注文。

羊肉とかモツというと、少し臭みや癖があるかな、とも思ったのですが、ニンニクやハーブがふんだんに使われているためか、全然気にならず、おいしく頂けました。
もう1品は、牛肉の赤ワイン煮込みです。

プロヴァンス地方では、食用牛の飼育は一般的ではないようですが、カマルグ地方(ローヌ川支流の広大なデルタ地帯)で盛んな闘牛での廃用牛の処理のため、牛肉料理も名物になっています。
ビーフシチュー感覚で、これも好評でした。
最後の1品は、フランス料理正統派のエスカルゴ。

ニンニクが効いていて、香りもよかったです。
ニースのレストランは、とても量が多くて3人分でも満腹になりましたが、こちらは普通のボリュームで、ちゃんと4人分頼んでもよかったかな、と思いました。
そのニースのレストランの様子は、こちらをご覧ください。
時間がなかったので、デザートなども注文せず、そのまま会計へ。
63ユーロにチップ5ユーロ、合計68ユーロの支払いでした。
スタッフの方は皆親切で、店の外での写真撮影も手伝ってくれました。
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