クラブツーリズムで行く明延鉱山・神子畑選鉱遺跡と猿尾滝3

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7月16日(月)、クラブツーリズムで行った大阪梅田発の日帰りツアー

明延から神子畑を繋いだ「一円電車」に乗車 往時の姿で歴史を伝える・・・「明延鉱山」「神子畑選鉱場跡」と名滝「天滝」

の体験記3回目です(坑道探検の後編)。

クラブツーリズムで行く明延鉱山・神子畑選鉱遺跡と猿尾滝2

2018.07.27

クラブツーリズムで行く明延鉱山・神子畑選鉱遺跡と猿尾滝1

2018.07.27

明延鉱山の巨大鉱脈跡

私たちは、兵庫県養父(やぶ)市にある明延(あけのべ)鉱山の探検坑道を見学。

ここでは錫(スズ)、銅、亜鉛、タングステンなど、多品種の非鉄金属鉱脈を持つ鉱山で、特に錫は日本一の鉱量を誇っていたそうです。

明延鉱山の坑道総延長は約550km(東京~大阪間の東海道新幹線に匹敵!)、深さ1000m(東京スカイツリーより深い!)なのだとか。

坑道には階段もあって、慣れないためか、私を含め何人も、頭を天井の岩盤(!)にゴツゴツぶつけてしまいました。

ヘルメットをかぶっていて本当に良かった(今日も一日ご安全に)。

しばらくして、女性ガイドさんから「振り返ってください」と言われ、何気なく振り返ってびっくり!

これが、明延探検坑道一番の見どころ「巨大鉱脈跡」でした。

坑道の上の、高さ20mに及ぶこの空洞は、良質の鉱脈を採掘した後にできたものだそうです。

周囲の岩壁をよく見ると、まだなんだか金属が残っていそうな気配もしました。

地下の坑道で眠る機械たち

明延鉱山の探検坑道には、鉱山で働いていた機械たちが、そのまま眠っていました。

スクレーパは、鉱石を鉱井(井戸)まで、かき寄せる機械です。

下はオフセットストーパ。鉱石に沿って、上向きに掘削します。

男女1人ずつ持った人がいたけれど、とても重そうでした(40kgあるそうです)。絶対女性には扱えないみたい。

昔はこんな感じで使われていたそうです。

穴をあけた跡です。圧縮空気で動き、その空気を送り込んだのが、この鉄パイプ(右の壁際、手すりの横)。

鉱物の運搬に使われた蓄電池式の機関車(2トン電車)。無線運転も可能だそうです。

先日の豪雨のため、かなり水たまりがありました。写真を撮ろうと思うなら、水たまりをものともしない勇気が必要!

これは削岩機かな?ミニブームジャンボという機械。

下はクローラジャンボ。一般トンネル工事用に利用され、削岩機を2台搭載。キャタピラ型なので自由自在に方向転換が可能です。

狭い鉱脈の採掘に使用されたロードホールダンプ。

このような大きな機械は、いったん分解して坑道へ運び、再度坑道で組み立てられたものだそうです。

こんな大きな機械が導入される前の手堀りの時代って、本当に大変だったのだろうなと思います。

エレベーターと酒蔵

この明延鉱山の見どころの1つ、大寿立坑。

レベル-1から-14まで昇降するエレベーターは、三菱製です。

三菱系の鉱山だから、当然かな?

坑道には酒蔵もあり、「播州一献」というブランドのお酒が長期熟成されていました。

熟成大吟醸「明壽蔵」というお酒が、中で眠っていました。

坑道内は、気温の変化が緩やかで、光が入らず、適度な湿気があり、長期醸造酒を熟成させるための条件が揃っており、豊潤でまろやかな清酒ができあがるのだとか。

どんなお酒になるのかな? 飲んでみたいです。

今日の気づき

最後に出口近くで、女性ガイドさんの子供時代(まだ鉱山に活気があった頃)の話を聞きました。

町はとても賑やかで、最盛期には、鉱山関係の人口が4,123人(963世帯)だったとか。

娯楽施設の協和会館では、最新の映画が上演され、多くの芸能人(島倉千代子、村田英雄、フランク永井など)が歌ったそうです。

以前訪れた、長崎の軍艦島を思い出しました。

もし金属価格が高騰したら、ここはまた、採掘の対象になるのでしょうか?

時が止まったような鉱山ですが、にぎやかな、昔の姿をもう一度見たいものだと思いました。

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