阿寒湖温泉から公共交通機関を乗り継いで摩周湖へ

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ピーチの関空ー釧路便の就航キャンペーンに乗り、2018年8月19日(日)~21日(火)に、破格の安さで東北海道に来ることができた私たち。

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しかし東北海道は、公共交通機関の便数が少なく、接続も悪いため、たんちょう釧路空港に到着した乗客の多くはレンタカーを借りたり、或いは釧路駅発の定期観光バスピリカ号(事前予約が必要 冬季は運休)を利用されるようでした。

私たちは2日目の8月20日(月)、阿寒湖温泉を出発し、摩周湖(できればオンネトーも)を見学し、JR摩周からJRで釧路を目指すという計画でした。

夏季限定の阿寒バス「阿寒摩周号」

阿寒バスは夏季限定で、「阿寒摩周号」というバスを運行しており、私たちはこれを利用することにしました。

さっそく阿寒湖温泉バスセンターに、切符を買いに行きました。

広いコンビニが併設されているし、天然温泉や素泊まりの施設もあってとても便利。

たんちょう釧路空港から阿寒湖温泉に来たときも、阿寒バスを利用しました。待合室も広々していました。私たちは持っていませんが、電子マネーWAONによる決済が可能になったそうです。

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さて、この「阿寒摩周号」ですが、1日2本しか便がありません。

行程を調べていた夫によると、早朝便だととても接続が悪いみたいだし、ホテルでゆっくり朝食を食べる時間も取りにくいということで、朝の方が摩周湖の眺めはいいのはわかるのですが、午前中はタクシーでオンネトー、午後は摩周湖に行くことにしました。

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切符を購入して(片道だと大人1人1,500円)、バスセンターから乗車しましたが、よく考えたらそんなに乗客がいるわけでもないし(昨日のバスもそうでした)、よくよく時刻表を見ると、私たちが泊まっていたホテル阿寒湖荘にもバス停があるので、ホテルでのんびり待っていてもよかったかな?

バスの座席には、釧路市を走るバスらしく、丹頂鶴の座席カバー。

14:20にバスセンターを発車し、阿寒湖温泉の主なホテル前にあるバス停を巡り、15:20にJR摩周駅前に到着。

弟子屈(てしかが)えこパスポートを購入

私たちはJR摩周駅内で、「弟子屈えこパスポート」を購入(写真の右が販売所のえこパスステーション)。これは阿寒バスではなく、弟子屈町が運営しているようです。

この時は、摩周湖観光協会の店も開いていました。

「弟子屈えこパスポート」とは、期間限定で運営される摩周湖バス・屈斜路バス・パノラマジャンボと町内路線バス(川湯線・市内線・屈斜路線)が乗り放題になるパスポートです。

ただ問題は、最低でも2日券を購入しないといけないこと。

私たちはこの日しか、弟子屈町に滞在しないのだけれど仕方がありません。

2日券(大人1人1,500円)を購入しました。パスケースは返却する必要があるので、大切に使いましょう。15:45に、バスはJR摩周駅を出発。

北海道らしい雄大な景色の中を走り、16:10に摩周湖第一展望台に到着です。

35分の摩周湖観光

バスの摩周湖第一展望台発車時間は、16:45。自由時間は35分でした。

きっと慌ただしいだろうと思っていたのですが、多くの観光客は午前中に来るのか、観光客があまりいなくて、意外と余裕がありました。

目指す摩周湖は霧もなく、火山の活動でできたカルデラ湖だとよくわかります。

カルデラ湖の周囲の山々(外輪山)の中で、最も高い摩周岳(カムイヌプリ)。垂直近くに切り立った火口壁が迫力あります!

湖の中にあるカムイシュ島も、とてもはっきり見えました。

ただ、空模様が非常に怪しくて、きれいなコバルトブルーだという摩周湖の水が、まるで水墨画のような薄墨色だったのがちょっと残念でした。

摩周湖vsバイカル湖 透明度世界一は?

世界一透明度の高い湖といえば、シベリアのバイカル湖が思い浮かぶ方も多いはず。

私たちは、今年の8月9日(木)、バイカル湖を訪れていました。

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とにかくバイカル湖は広大で(琵琶湖の約47倍!)、ビーチにも人がたくさんいました。湖の水はとても青くて美しく、冷たかったです。浅いところの透明度も確認。

一方摩周湖は、カルデラ内壁への立入が厳しく制限されており、残念ながら一般人には、透明度を確認することができません。道路の気配すらない!

1930(昭和5)年にバイカル湖を抜いて、摩周湖が世界一の透明度を記録したこともあったのですが、1952(昭和27)年に再びバイカル湖に抜かれ、現在世界第二位の透明度だそうです。

摩周湖は湖に流入・流出する川がない閉鎖湖で、雨水は一度周囲の土壌に入り、そこで濾過されてから湖に流入するため有機物が入らず、気温も低いためプランクトンなどがあまり育たず、生活用水も入らないため透明度が高いようです。

一方バイカル湖には生物が多いのですが、湖底に生息するカイメン(原始的な多細胞生物)が湖水を取り込み、体内で浄化しているために、透明度が高いのだとか。

ところが2つの湖とも、最近環境の悪化が問題になっています。バイカル湖の場合は周囲が開発されており、工業排水や殺虫剤も流入して、水質の悪化が深刻らしいです。

摩周湖に魚がいる理由

一方摩周湖の場合は、1926(大正15)年に道立水産ふ化場がニジマスの採卵・ふ化事業を開始して以来、ニジマス、ヒメマス、エゾウグイ、スジエビが放流されたのですが、これが透明度悪化の原因に。

1930(昭和5)年には、ウチダザリガニ(特定外来生物種)が魚のエサとして放流され、これらの生物によりミジンコが捕食されて減少。このため植物プランクトンが増加し、水質汚濁が心配されているのです。

大正末期~昭和初期といえば、まだ食糧増産が叫ばれていた時代。

環境や生態系の知識も乏しく、魚のいない摩周湖も人間の役に立てようと、善意で魚を放流したと思うのですが、オンネトー湯の滝と同様、元々そこにいない生物を放流するというのは、生態系にとっては一種のテロ行為なのかもしれません。

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オンネトー湯の滝の場合は、環境省が完全駆除に乗り出していますが(ほぼ成功?)、摩周湖の場合はどうなのでしょう。むやみに立ち入れないから、放置しておくしかないのでしょうか。難しい問題ですね。

摩周湖とバイカル湖 好きなのはどっち?

今年の夏は、2週間の間にバイカル湖、阿寒湖、オンネトー、摩周湖とたくさんの湖を見ることができました。

バイカル湖も世界一深い(そして古い!)神秘の湖だけれど、湖に船が浮かばない、原始の姿をとどめるオンネトーや摩周湖の方が、神秘性が高いような気がしました。

特に摩周湖は、触れることすらできない。バイカル湖よりも神秘さが勝るのでは?

それに摩周湖は、展望台からほぼ全景を見ることができます。

頭の中の地図では「バイカル湖は三日月形だ」とわかっていても、対岸も見えない、茫洋たるバイカル湖よりは、手のひらに収まるサイズの摩周湖が、ちょうど親しみやすい大きさでいいよねというのが、私たちの感想でした。

摩周湖に行きたくて、今回の釧路行きを思い立った夫も、きっと満足したでしょう。

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