赤崁楼に隣接する度小月
古都台南の歴史スポット見学を終えた私たちは、赤崁楼近くで夕食を食べることにしました。
すごく目立っていた店の1つが、赤崁楼に隣接する度小月という店。
看板もインパクトがあるし、「度小月」という店名はガイドブックにも載っていたし、台南名物の「担仔麺(タンツーメン)」が食べられるというので、この店にしました。
ちなみに、あとでグーグルマップで調べたところ、ガイドブックの店は「度小月(本店)」、こちらは「台南度小月担仔面」という名前になっています。支店なのかな? それとも別の店?
メニューは写真入りでわかりやすく、店員さんも観光客に慣れていて、担仔麺にパクチーを入れるのか尋ねてくれました。臭いの強烈なのは苦手なので、とりあえずパクチーはお断り。
屋台風のカジュアルな店でした。お客もそこそこ入っています。
ちょっと微妙な担仔麺
今日はとても蒸し暑かったし、道に迷ったりして歩き疲れたので、2人ともビールを注文。台湾啤酒です。
担仔麺と五香豆干(Dried tofu)も頼みました。全部で250元。担仔麺らしく、小ぶりの器で出されました。
でも、以前関子嶺温泉で初めて食べた担仔麺と違うみたい。夫は明らかに不満そう。ニンニクが足りないのかな? 黒い鶉卵は、歯ごたえがあってなかなかおいしかったのですが、ちょっと何かが違いました。
店員さんが暇なのか、スマホをいじっているのも、勤務中なのにどうだかなという印象。
でも招き猫を描いた収納隠しののれんがとても可愛くて、私は店員さんを見ずに猫ばかり見ていました。
司馬遼太郎さんが訪れた店だった
釈然としないまま、ホテルに帰ってから司馬遼太郎さんの『台湾紀行』を読んでいました。
すると、赤崁楼の隣に「度小月」という中華料理ファースト・フードの支店があり、そこの担仔麺が評判なので食べたという箇所があってびっくり! 25年前、司馬遼太郎さんたちは、ここで担仔麺を食べたのでした。確かに店の看板は老舗っぽいです。
「歩道上のスツールに腰を下ろした」とあります。こんなところに座っておられたのかな? 司馬さんが食べた時には、もっとおいしかったのかな? 尋ねてみたいです。
デザートに安平豆花
担仔麺を食べたけれど、あともう1軒、行ってみたい店がありました。
豆腐のようなスイーツの豆花(トウホア)の専門店、同記安平(アンピン)豆花です。
ここもガイドブックに載っている有名店。写真入りのメニューでわかりやすい。おまけに日本語もあります。
私は白いレモンタピオカ入り豆花、夫は黒い竹炭タピオカ小豆入りを選びました。いずれも35元。
こちらは大当たりです! 柔らかな口当たりと甘さ。レモン果汁のさっぱり感と、白い豆花の清涼感がぴったりしていて、タピオカもおいしい! 夫も小豆が好きなので、満足している様子でした。
店内の様子です。ちょっとモダンでおしゃれな感じ。1人でも安心して入れる店です。
2階は民宿のようでした。この時間はお客も少なくて、のんびり過ごすことができました。
赤崁楼近くには、このほかにも多くの飲食店がありますが、安平豆花は個人的に一押しです。ここだけでなく、安平地区などを中心に支店もあるようなので、一度立ち寄ってみてください。
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