2018年8月11日(土)、イルクーツクを1日歩いて観光しました。
とてもいい天気だったので、街歩きには最適。夏だけど暑すぎず、とてもさわやかで、見るものがすべて輝いて見えました。
ロシアならではの飲み物 クヴァス
シベリア旅行に行く前、NHKの『世界ふれあい街歩き』を見たのですが、その中で紹介されていたのが、クヴァスという飲み物。
ロシアならではの、夏の飲み物らしいです。
イルクーツクでは、クヴァスの屋台が出ていると、番組では紹介されていました。
一昨日、バイカル湖を訪れた際に、リストヴャンカの市場でも飲んだのですが、その時は昼食時に、お店で注文。
できれば屋台を探して飲んでみたいなと思っていたのですが、うまい具合に、街歩きの終盤に、屋台を発見できました。黄色いタンクはなかったけれど、屋台は屋台です。
これがクヴァス。
ライ麦と麦芽を発酵させて作る飲み物(ロシアではアルコールではなくジュースという扱い)で、ロシアの夏の風物詩だそうです。
アルコール分のないビールのような、コカ・コーラのような、面白い味です。
微炭酸・微アルコールで、ロシアだけでなく東ヨーロッパでも好まれ、栄養もあり、病院食としても知られているとか。確かに健康ドリンクという味でした。
イルクーツクでペリメニを
一昨日の夕食、そして今日の昼食は、Baikal Love Cafeという店で食べ、とてもおいしかったのですが、ペリメニという料理は扱っていませんでした。
ペリメニというのは、シベリアやモンゴル地方の料理で、水餃子という感じ。
今日の夕食はペリメニがある店がいいということで、娘がネットで探してくれた店に行くことにしました。
地元の人たちにも評判がいいというレストランだそうです(名前がわからない!)。でも確かに、中国やモンゴル地方発祥の料理という感じが、看板に出てますね。
店内の様子です。夕食には少し時間が早かったのですが、賑わっていました。
ビールはお酒じゃなかった?!
今日はよく歩いたし、暑かったので(日本の夏に比べればはるかにさわやかだけど)、ビールを注文。
チェコの歴史的なビールブランドKozel(コゼル)。コゼルとはヤギという意味です。
さすがビール大国チェコのビールです。おいしく飲みました。栓抜きがなかったのですが、ビールの栓は、店員さんが手でひねって開けてくれました。
ところで2011年までロシアでは、ビールはお酒と認識されていなかったとか。
つまり「清涼飲料水」扱いでした。お酒といえばウォッカなのでしょうか。
3年前(2015年夏)、初めてロシアを訪れた際、朝食をとったモスクワのレストランで、ビールを飲んでいる人を発見。「朝からビール?!」と驚いたものでした。
ちなみに、この後訪れたハバロフスクの町で、朝トイレを借りるために立ち寄ったコーヒーショップは、コーヒーショップとバーの中間のような雰囲気で、やはり朝からビールを飲んでいる男性たちがいました。今でもビールはお酒じゃない?
ロシアではアルコール依存症の人が多く、そのためビールをお酒扱いにしたようですが、まだまだ清涼飲料水扱いなのかもしれません。
待ちに待ったペリメニとご対面
お待ちかねの今日の夕食。これがペリメニです。
やはりこれは、中国やモンゴル起源の料理です。日本人にも食べやすい。
Baikal Love Cafeでも食べたブーズ(上)。この店では注文してから20分かかると言われました。1つ40ルーブルでした。
これもブリヤート共和国の料理らしいですが、元々は「包子(パオズ)」という中華まんが、モンゴルに入って「ブーズ」と呼ばれるようになったもの。
ロシアはロシアでも、モスクワやサンクトペテルブルクなどヨーロッパに近い地域と、シベリアなど極東ロシアは、文化が全然違いますね。広い国です。
他にもロシア料理っぽいのを、いくつか娘が注文してくれました。
定番ボルシチ。鮮やかな赤い色は、ビーツという野菜の色です。白い色はサワークリーム。サワークリームも、ロシアならではの調味料ですね。
この肉料理の名前は忘れてしまいました。肉と玉ねぎがたっぷり。肉はレバーのように感じました。
これだけ注文して、全部でお会計は810ルーブル。4人で日本円で1,300円くらい。ここもなかなか安いです(1人350円弱)。
イルクーツクでの最後の晩餐。どうもごちそうさまでした。
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