ハバロフスクの午後は買い物タイム
仕事などが忙しく、いつも旅先での観光下調べは人任せ。ガイドブックも現地で初めて読むという、超行き当たりばったりの旅行が、ここ数年来続いています。
今回のシベリア旅行も、ほとんどが同行者任せの旅。
ハバロフスクで昼食をとった後で店を出てみると、午前中とは一転して、とてもいいお天気になっていました。
でもハバロフスクの見どころをろくに調べなかったため、午後の予定が決まらない。
それなら土産物を探して、色々な店を回ってみることにしました。
今回買うもの
私たちが頼りにしていた『地球の歩き方』には、シベリアのお土産として、チェブラーシカ(『ビブリア古書堂の事件手帖』で初めて知った、ロシアで愛されているキャラクター)、バイカルアザラシや少数民族のグッズ、イコン、グジェリ陶器や白樺細工なども紹介されていますが、ロシアらしいお土産の定番と言えば、マトリョーシカ。
そして、3年前にモスクワでもたくさん売られていたはちみつ。
この2点を探してみました。
グム百貨店
ハバロフスクの大通りです。美しい建物が多いですね。
ムラヴィヨフ・アムールスキー通りがこの町の中心繁華街。
この通りに、グム百貨店があります。ソ連時代には、国営百貨店でした。
この立派なドームのある建物(上)が、グム百貨店。
でも土産物の売り場があまりなくて、普通の百貨店のように、衣料品や化粧品などがあるだけ。かなり古いタイプの百貨店なのかも。
値段も高めなのか、あまりお客もいなくて、早々に引き上げました。
中央市場
次に目指したのが、中央市場。
途中、公園を通りました。レーニン広場かもしれません。
天気がいいと、途端にすべてが輝きだすのが、ロシアの夏なんだなと実感。
中央市場は、レーニン広場の近くです。
かなり大きな建物でした。
建物の外にも、露店が並んでいました。
内部は1階が食品市場、2階が薬局や雑貨屋など。お客も多くて、なかなかの迫力。
2階から見た肉屋さんが大迫力! 大きな包丁で、肉を切っているのがすごい。
1階に降りてみると、肉だけでなく、乳製品やお菓子、青物など、いろいろな店がありました。
ここで、はちみつも売られていたので、購入しました。
ちょっと蓋の閉まり具合が心配でしたが、店のおばさんはいい人で、いろいろ試食もさせてくれました。
はちみつだけでなく、ハチの巣も売られていて、素朴でワイルドな店でした。
大型ショッピングセンター NKシティへ
はちみつは無事に購入できましたが、まだマトリョーシュカが見つかりません。
土産物屋ものぞいてみたりしたのですが、大きさ(意外と大きい!)や値段、顔の表情や全体の色調など、やはり好みがあるのでなかなか簡単に選べません。
中央市場から一度駅に戻り、駅前の広場で休憩した後、今度は大型ショッピングセンターでマトリョーシカを探すことになりました。
アムールスキー並木通りも、天気が良ければ、こんなに気持ちのいい散歩道なのです。午前中とは大違い。
駅前の広場で少し休憩した後、大型ショッピングセンターのNKシティへ行ったのですが、朝から一日歩き通した疲れが出たのか、実際よりもとても遠く感じました。
ハバロフスクは坂の多い街なので、余計に疲れたかもしれません。
撮影する気力もなくなったのですが、幸いなことに、マトリョーシカは何種類もあったので、ここでじっくり、気に入ったものを選ぶことができました。
マトリョーシカ人形は日本がルーツ?!
ロシア土産の定番・マトリョーシカですが、この入れ子構造の手足がない人形は、日本の人形にヒントを得て作られたという説があります。
19世紀末、箱根にあったロシア正教会の避暑地を訪れたロシア人修道士が、ロシアへの土産に持ち帰った箱根細工の七福神入れ子人形が、マトリョーシカの元になったのだとか(モスクワ発祥説など、諸説あります)。
その後1900年のパリ万国博覧会で、マトリョーシカは銅メダルを獲得し、一躍ロシア土産として知られるようになりました。意外と歴史は新しいですね。
私も「ロシアの歴代指導者マトリョーシカ」が欲しかったのですが、ちょっと大きくて値段も高かったので、今回は断念。
この半分の大きさでいいのにと思いましたが、よく考えたら、小さくしたら技術的に難しくなるから、値段がさらに高くなるのかな?
ロシアは日本から近いし、特に極東ロシアは再度訪れたい場所です。その時こそ、手ごろな大きさの、ロシア歴代指導者マトリョーシカを手に入れたいものです。
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