首里城有料見学区域 無料ガイドツアーに参加して学ぶ琉球王国の歴史

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首里城有料見学区域へ

2018年12月1日(土)、首里城を訪れました。無料見学区域も見どころが多かったのですが、いよいよ中心部・有料見学区域へ!

首里城の無料見学区域が面白い! 守礼門や世界遺産・園比屋武御嶽石門の他にも見どころ多数

2018.12.20

再建された首里城を訪れたのは、私は13年ぶり。夫は初めて。ここが入り口の奉神門です。

チケット売り場はこちら。

ちょうど時間的に無料ガイドツアーに参加できそうだったので、さっそく集合場所へ!

無料ガイドツアーの開始時間と集合場所

無料ガイドツアーは、1日6回。時間は約50分間です。

開始時間は、9:00 10:30 13:00 14:00 15:00 17:00

集合場所は、南殿・番所入口。

イヤホンガイドを利用してのツアーのため、定員は約15人程度です。

途中で一度、ツアーを抜けることが可能な場所があります。途中離脱する場合は、そこでイヤホンガイドを返却しましょう。

私たちは、14:00開始のツアーに申し込みましたが、なかなかの人気で、ほぼ定員いっぱいでした。

この他にも首里城では、琉球舞踏や三線体験、御開門式、ライトアップなど、様々な無料イベントが開催されています。詳しくはこちらをご覧ください。

ラストエンペラーもびっくり 正殿と御庭

琉球衣装を着けた女性ガイド・仲宗根さんに案内され、私たちは建物を巡ります。

展示室は撮影不可能でしたが、撮影可能な場所もありました。

南殿(なんでん)の廊下から見た、首里城正殿と御庭。

正殿(せいでん 右)は、琉球王国最大の木造建造物。

国殿または百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)とよばれ、文字通り全国百の浦々を支配する象徴として最も重要な建物です。

漆を塗りなおしたばかりということで、赤がとてもつややかでした。それにしても、見事な赤ですね。

正殿、正面の建物・北殿(ほくでん)、奉神門、そして私たちがいる南殿に囲まれた紅白の広場が、御庭(うなー)と呼ばれる中庭。

年間を通じて様々な儀式が行われた、首里城の中心広場です。

北殿に、当時の儀式を再現した模型がありました。

映画『ラスト・エンペラー』を思い出しますが、中国も朝鮮も琉球王国も、そして律令国家時代の日本(飛鳥時代~平安前期)も、このように官僚が庭に並んでいたのです。

模型でも、とても壮観ですね! 色違いの衣装が、身分社会の厳しさを物語っています。

タイル状の磚(せん)という瓦が敷き詰められていて、この色違いの列は、儀式の際に諸官が位の順に立ち並ぶ目印の役割をもっていたそうです。

中央の道を「浮道(うきみち)」といい、国王や中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)など、限られた人だけが通ることを許されました(奉神門の中央の入り口も同様)。

正面から見た正殿は、こんな感じ。建物の両脇には、高さ4.1mの龍柱(りゅうちゅう)が1対立っています。

屋根だけで、何匹の龍がいるのかな? ちなみに、龍は国王のシンボルです。

書院と鎖之間 日本風の建物もあった!

正殿の中国風建物とは対照的に、とても落ち着いた和風の空間もありました。

その名も「書院」と呼ばれ、国王が日常の執務を行った御書院という広間がある建物です。

中国皇帝の使者(冊封使)や那覇駐在の薩摩役人を招き、ここで接待を行うこともあったそうです。

鎖之間(さすのま)は王子などの控え所であり、また諸役の者達を招き懇談する、御鎖之間(おさすのま)という広間のある建物。

現在も、有料ですが琉球のお茶菓子で、接待が行われています。310円と、とっても安い!

詳しくはこちらをご覧ください。4種類のお菓子の成分表一覧も表記されているので、安心ですね。

首里城の庭園はとてもシンプル

松とソテツが植えられた、首里城内で唯一の!本格的な庭園もありました。

黄色い花は、ソテツの花です。

普通、国王の住居(城や宮殿)には、美しい庭園が広々と設置されているというイメージがあるのですが、首里城の庭園は、少しシンプル。

奇怪な姿をした琉球石灰岩も、庭園のアクセントになっているようでした。

きらびやかな玉座の間 正殿内部

正殿は木造の3階建で、1階は「下庫理(しちゃぐい)」と呼ばれ、主に国王自ら政治や儀式を執り行う場、2階は「大庫理(うふぐい)」と呼ばれ、国王と親族・女官らが儀式を行う場でした。

3階は通気を目的とした屋根裏部屋で、居住空間ではないそうです。

正殿の1階と2階には、御差床(うさすか)という、国王の玉座がありました。上は1階の御差床。

裏側には2階に通じる階段があり、国王はこの階段を降りて御差床についたそうです。

2階の御差床。こちらには国王の椅子がありました。左右には、1対の金龍柱(きんりゅうちゅう)。

御差床左右の柱には龍が描かれ、そのまわりには雲が配色されています。中国風ですね。

部屋の上部には、かつて中国皇帝から贈られた御書(ぎょしょ)の扁額(へんがく)が、幾つも掲げられていました。

首里城には龍がいっぱい! 爪の数にも注目

龍は中国では皇帝のシンボル。

首里城でも、龍は国王のシンボルとしてあちこちに描かれていますが、中国の龍(5本爪)に遠慮して、みな4本爪だとガイドさんに教えてもらいました。

でも、中国皇帝から贈られた御書の扁額に描かれた龍は、中国の皇帝である5本爪の龍。

上の写真を拡大したのが、下の写真です。黒地に金が中国の龍、赤地に金の龍が、琉球の龍です。

4本爪と5本爪の龍がいるのが、わかりますか?

これが世界遺産「首里城跡」

首里城1階では、地下の遺構を見ることができます。

これは、琉球王国当時の、首里城の建築基盤。首里城は、1945年の沖縄戦と、戦後の琉球大学建設により、完全に破壊されてしまったのです。

首里城の建築当時から残されているこの遺構が、世界遺産「首里城跡」。復元された建物や城壁は、世界遺産ではありません。

華やかな建物や装飾についつい目を奪われてしまいますが、琉球王国から現在までの歴史に耐えてきた、この建物の基礎部分もとても大事なものなのですね。

展示室や売店コーナーがある北殿

最後に見学した建物が北殿。行政機関が置かれ、迎賓館としても使用されていた場所です。

先ほど紹介した模型や、琉球王国の歴史を紹介したパネルが展示されています。

売店や自販機コーナーもあり、自販機で、沖縄でしか買えないという「琉球コーラ」を購入。

ガイドツアーもここで終了。とても有意義で、楽しく琉球王国について学べた50分のツアーでした。

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