京阪電車で行く初午の伏見稲荷大社 「裏参道」だけど、とても賑やかな神幸通を歩こう 

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『京都人の秘かな愉しみ 冬』にも登場した初午に行ってみよう!

最近、『京都人の密かな愉しみ 冬』というドラマ(再放送)を偶然見て、気に入っている私達。

先月見たのが、「京都人の本音編」でした。

「おおきに」の使い方や『ほっちっち』の童歌など、ドラマパートもとても面白かったのですが、寒い時期の京都の行事が紹介され、久々に京都に行きたくなりました。

うまい具合に、今年(2019年)は稲荷神社の大祭である「初午(はつうま)」が、2月2日で土曜日です。

この日はいいお天気。早速行ってみることにしました。

利用したのは京阪電車。急行に乗ると、宇治の平等院とセットになった、とてもしゃれたポスターがありました。

京橋駅で見た有料指定席特急のプレミアムカー。いつか絶対乗ってみたいな!と願っていたら、なんとこの帰り、期せずして乗ることができました。

伏見稲荷のお導きかな?

そもそも初午とは?

2月の最初の午(うま)の日を(昔は暦に十二支が付いていました)、初午と言います。

全国の稲荷神社の本社である伏見稲荷大社の祭神・宇迦御霊神(うかのみたまのかみ)が、稲荷山に最初に降り立った日が初午で、この日、全国で稲荷社が祀られます。

宇迦御霊神が降り立ったのは、この近くの深草(ふかくさ)に住む渡来人・秦伊呂具(はたのいろぐ)が、餅を弓矢の的としたためでした。

的にされた餅は矢が命中すると、白い鳥となって飛び去り、3つの峯に降り立ちました。

白鳥が降り立った辺りに稲が生じた(稲成=いなり)ため人びとは驚き、そこに社を造りました。

これが稲荷社の始まりで、711(和銅4)年のこととされます。平城京遷都の翌年です!

伏見稲荷大社の祭神・宇迦御霊神は食物を司る女神であり、初午の日は豊作を祈願する日でもありました。

本来は旧暦2月の最初の午の日ですが、現在では新暦2月の最初の午の日とされています。

そのため、元々は春先の行事だったのが、冬の一番寒い時期の行事となってしまったそうです。

外国人旅行者にも便利な京阪伏見稲荷駅

でもこの日はお天気で温かく、節分の前日ですが春を感じさせる日で、本来の初午らしい天候となりました。

京阪電車の伏見稲荷駅です。

プラットホームにあった外貨両替の機械(自販機みたい?)。初めて見ましたが、さすが外国人観光客に人気のエリアにある駅だなと思いました。

トイレもとてもきれいで、使いやすかったです。

ただ、大阪行きと京都行きの改札口が違うので(地下道や高架橋で連絡してない)、間違えないように英語のアナウンスが流れていますが、これだけでわかるかな? もっと大々的に注意書きしたほうがいいのではと思いました。

裏参道を通って伏見稲荷大社へ

さて、稲荷大社までは、かなりの人混み。

踏切に警備員さんもいました。これだけたくさん観光客がいれば、線路に侵入する確率も高そうです。

参道に狐面や神具を扱うお店が多いのも、伏見稲荷大社の特徴かも知れません。

朱色の鳥居もたくさん並ぶと、ミニ千本鳥居のような、どこか妖しい雰囲気になります。

狐のお面も、ちょっと妖しく怖い感じのものだけでなく、笑ったり、かわいく感じられるものもありました。

キタキツネのような、愛らしいぬいぐるみもありました。狐グッズも進化しているようです。

京阪伏見稲荷からの道は、裏参道で「神幸道」と呼ばれています。

さらに進むと、いよいよ伏見稲荷大社の境内です。それは次回にご紹介しましょう。

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