2019年2月2日(土)、初午の伏見稲荷大社に、京阪電車伏見稲荷駅から裏参道を通って参拝しました。
大鳥居と楼門
表参道は、JR稲荷駅の方です。
表参道の方を見ると、遠くに大鳥居が立っています。
一直線の表参道に行くと、楼門が真正面に見えました。
この巨大な楼門は、豊臣秀吉が造営したもの。
左右の狐がそれぞれユニーク。玉と鍵をくわえているのは、稲荷神の霊徳と、それを身に着けたいという願望を表しているそうです。
外拝殿の京野菜 秦氏ゆかりの畑菜もあった!
さらに進むと、舞殿とも呼ばれる外拝殿(げはいでん)。
酒どころの伏見にふさわしく、ずらりと日本酒が並んでいるのにも驚きましたが、
もっと驚いたのが、反対側に並ぶ京野菜の数々。こんなに種類があったんですね!
こんなに大量の野菜が供え物とされているのは、稲荷の神様が、五穀豊穣を司る食べ物の神様だから。
その中には、『京都人の密かな愉しみ 冬』で紹介されていた「畑菜」もありました。
畑菜は、桂川の流域・京都市伏見区久我(こが)地域で栽培される京野菜で、伏見稲荷と関わりの深い秦氏と音が似ているので、初午では「畑菜の辛子和え」を食べる風習があるのだとか。
ほうれん草より栄養が高く、冬の時期にとても美味しくなるそうです(まだ食べたことはありません)。
日本酒や野菜類に交じって、なぜかサンスターや花王の製品も、大量に奉献されていました。
商売繁盛を祈っているのでしょうね。
しるしの杉
本殿は、五穀豊穣や商売繁盛を祈る人々で、大賑わい(写真撮影は禁止)。
御祈禱の順番待ちの人々が、本殿の横にずらりと行列を作っており、稲荷の神様の人気の高さがうかがわれます。
午前8:00から神事が行われたそうです。見てみたかった!
私たちは午後から別の予定もあるため、御祈禱を受ける時間もありません。
そのかわり、近くで売られていた「しるしの杉」を購入しました(1つ1,000円)。
おかめは手描きらしく、1つ1つ表情が違うので、好きなのを選んでくださいねと、巫女さんが教えてくれました。
奥宮
さらに奥へ進んでいくと、ほの暗い中に、占いの露店がありました。
今までの明るい場所から、少し奥の方に入ると、独特の神秘的な雰囲気もあり、占いの露店もいかにもあたりそうな感じがします。
奥宮が見えてきました。
ここからいよいよ、千本鳥居が始まります。それはまた次回のお楽しみに。
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