2019年1月27日(日)、クラブツーリズムのバスツアーに参加しました。
『淡路育ちのブランド食材を地元寿司店で食す!淡路の味覚!淡路島3年とらふぐ会席』【三宮・新開地・新長田 出発】
絵島
今回のツアーで訪れた場所の中には、今まで知らなかった名所もありました。
その1つが、淡路ハイウェイオアシスの後に訪れた絵島です。
淡路島の北東に浮かぶ島で、「国生み神話」に登場する「おのころ島」伝承地の1つ。
元は陸地に続いていたものが、波浪の作用により現在のような島になりました。
平清盛が大輪田の泊を修築した際に、人柱にされようとした人たちを助け、自らが人柱になった松王丸を祀ったといわれる石塔が島の頂上に建っています。
この島は、約3,500万年前(古第三紀始新世)の岩屋累層の砂岩からできており、地層中には、様々な赤褐色の模様があります。
これは、地層中の鉄分が割れ目に沿って浸み出し、風化によって褐鉄鉱に変化してものだそう。
西行法師などが歌に詠み、風光明媚な場所としても知られていますが、残念ながら昨年の大雨の影響で、島は立ち入り禁止となっています。ちょっと残念!
10:07~10:25まで見学時間が設定されていましたが、寒かったこともあり、10:18には皆さんバスに集合完了!
たこせんべいの里
次に訪れたのは、たこせんべいの里。
10:55:から30分間、お買い物タイムです。
いつものバスツアーよりもかなりゆったりした時間設定ですが、他のグループと昼食時間が重ならないように、いろいろ調整されているのかもしれません。
売り場はとても広くて、自由に試食ができます。
バレンタインデーにちなんだ、チョコ味のたこせんべいも!
「りんちょこ」含め、3種類のせんべいを購入しました(1,512円)。
休憩室も広々しています。
コーヒーやお茶の無料サービスもありました。トイレもとてもきれいです!
窓越しに、たこせんべい製造工程を見ることができるのですが、今日は工場は休みでした。残念!
製造工程を見学できたり、試食ができたりするのは、山陰方面にバスツアーで行くときに必ず訪れる(?)海鮮せんべい但馬に似ているなと思いました。
バスに戻ると、たこせんべい1袋がお土産として配られました。ありがとうございます!
伊弉諾神宮
次に訪れたのが、伊弉諾(いざなぎ)神宮。天皇家の祖とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)の両親である伊弉諾尊(いざなぎのみこと=父)と伊弉冉尊(いざなみのみこと=母)が祭神です。
古代から、淡路国の一宮(いちのみや)=地域の中で一番格式の高い神社として崇められてきました。
ここでは11:30~12:10まで見学タイム。
駐車場から近い、西側の入り口から入ってみました。
正門です。
今日はここで、百人一首の地区大会が開催されているのかな? もう終わったのかな?
拝殿です。
本殿です。国生みを終えた伊弉諾尊が、幽宮(かくりのみや=終焉の住まい)とした神陵地で、明治時代に本殿がここに移築される前は、聖なる禁足地だったとか。
境内で有名なのが、夫婦大楠(めおとのおおくす)。
元は2本のクスノキが、いつの間にか根を合わせて1株に成長したものだそうです。
夫婦の神を祀っている神社にふさわしいですね。
樹齢900年だそうです。源平合戦もこの木は見ていたのかな。
その近くにかけてあった絵馬。桃をかたどっています。
黄泉の国で、約束を破って醜い姿になってしまった伊弉冉尊を見てしまい、恥をかいたと怒り狂って追いかけてきた彼女から身を守るために投げつけた桃だから、夫婦げんかの道具のはずだけど。
広い境内には、様々な施設がありました。
これは伊勢の皇大神宮遥拝所。
明治に創祀された淡路祖霊社。
淡路出身の北海道屯田兵や、数々の戦争の犠牲者などが祀られています。
奉納されているお酒は、灘で作られているお酒が多いかな?
伊弉諾尊の神陵地には濠があったと伝えられ、その一部が、放生(ほうじょう)の神池になりました。
今でも病気平癒の命乞いに、鯉を放ち、快癒の感謝に亀を放つという習慣があるそうです。
大鳥居は、花崗岩級の神明型鳥居としては全国最大級。
1995年の阪神淡路大震災で倒壊しましたが、同年11月に再興されたそうです。
あれからもう、20年以上たちましたが、三宮・東遊園地のマリーン像同様、まだまだ地震の記憶はなくなりませんね。
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